輝け!いわねっ子
【岩根小】修学旅行⑪ ~振り返り編~
9月20日 思い出いっぱいの修学旅行1日目。入浴も済ませ、無事終えることができそうです。…おっと、ここで忘れちゃいけないのが、修学旅行は学習ということ。一日でどんなことを学んだか、明日は何に気を付けていけばよいかを室長さん会議で確認しました。
お互いに声を掛け合ったり,励まし合ったりしていたところがたくさ見られた。ボートの片付けを最後までみんなでやりきった…etc.、先生は子どもたちのがんばりをたくさん認めてくださいました。
そして、課題も提示しました。先生からは、「みんなで泊まれてうれしいのは分かるが、声の大きさ、靴の並べ方等、館内での過ごし方が気になる人がいる。知らんぷりせずに互いに声を掛け合い、ルールやマナーを再確認していくこと」というお話がありました。室長さんたちは、しおりにメモをしながら、真剣に話を聞いていました。
ほめて伸ばすというけれど、思春期に入り、自我が確立されてきている高学年には、ストレートに求めることも大切な指導だと思っています。期待しているからこそ、課題を具体的に伝え(求め)、改善につなげ(高め)、最後にしっかりと変容を認める。指導はこの繰り返しだと思っています。
修学旅行を通して、親元を離れ自分達で考え、行動することの大切さを体験的に学ぶ6年生。
さあ、明日はフィールドワークが待っています。班のみんなと協力しながら、自分達で計画した予定を実行していきます。途中うまくいかないことがあれば、そんな時こそ班の力が試されます。
明日も、6年生がおおいに活躍することを願っています。
【岩根小】修学旅行⑩ ~ホテル編~
9月20日 本日のお宿に到着……。
…………豪華です……。子どもたちにとって予想以上だったようで、
「僕たち、本当に泊まっていいんですか。」
と真顔で尋ねてくる子や、
「いやいや、これはまずいでしょ」
と何かに焦りを感じる子や、
「すご~い。うれしい」
と素直に喜びを表現する子、反応は十人十色。
こんなすてきなホテルに泊まれるのも、保護者の皆様のおかげです。親への感謝は、ふとした時に感じるもの。家に帰ったら、改めてお礼をするよう伝えました。
大勢の人が集う場所で、ルールやマナーを意識して生活することも大切な学びです。本当にありがとうございます。
そして、お待ちかねの本日の夕食です。会場がすでに豪華です。
「おいしそう。」
「こんなに食べられるかなぁ。」
豪華な料理に思い思いの感想を述べながら、座席に着きました。
「いただきます。」
のあいさつをして宴が始まりました。
きれいに盛りつけられたホテル料理に心躍らせ、食はどんどん進んでいきました。
「同じ釜の飯を食う」仲間とはよく言ったもので、共に食事をするだけで一層つながりが深まっていきます。
おいしい食事で、一日の疲れも吹っ飛びます。
おいしくて楽しい食事の時間が、穏やかに過ぎていきました。
【岩根小】修学旅行⑨ ~ボート編その2~
9月20日 続いて、もう一つの学級が萩野漕艇場に登場しました。さっ、まずは同様にトレーニング。一周回って、この運動部合宿的光景が普通に見えてくるのが旅のおもしろさ。
6年生は、やはり飲み込みが早い。チャレンジ精神が伝わってきます。
その調子、その調子。実は、このトレーニングマシン、後ろでしっかり押さえている人が必要なのです。これもまた、大切な協力です。
そして、お待ちかねの水面デビューです。
前半のクラスと同様に、
「うわっ、揺れる。」
「こわっ。」
の叫び声。まるでデジャブ。そうですよね、最初はみんなおっかなびっくりです。
それでも、なんとかチャレンジするところが6年生のよさ。やっぱり「全力」が似合います。
さあ、みんなの力を合わせて出発です。
大丈夫、少しずつ慣れていきます。まずはやってみる。「なすことによって学ぶ」のです。
真剣だから楽しい。難しいからおもしろい。適度なハードルを設定することは、乗り越える喜びを感じさせること。
そして、何よりうれしいのがこのサポート力。誰に言われるまでもなく、自分から動く。日本代表のサッカーやバスケ、バレー、ラグビーなどを例に出すまでもなく、このカバーリングの力こそ集団の本当の強さだと思っています。6年生は、こういう姿が本当にかっこいい。
合間の会話もまた楽し。非日常がつくるゆとりは、人と人の関わりが深まる大切な時間でもあります。
そして、最後にサプライズプレゼント。ざわつく、漕艇場。
今回、ボランティアで講師をしてくださったの皆様が、デモンストレーションでボートを漕いでくださることになったのです。
一糸乱れぬオールさばき。そして、速い&かっこいい。大人の本気は、ただただすごい。
気が付けば、にゃん四郎もボートデビュー。
当然、最後は片付けタイム。片付けることも大切な学びです。みんなでボートを川から引き上げ、洗って、拭いて、しまうのです。
一人でなんてできるわけがありません。でもね、みんなでならばできるんです。
全員参加でフルパワーで片付けます。
ボート小屋の中にしまいます。結構高い所に片付けるのですが、それを、当たり前のようにやってしまう6年生。子どもの力、集団の力に改めてリスペクト。
感謝の気持ちを込めて、最後のごあいさつ。最後までしっかりとやり切った6年生でした。
【岩根小】修学旅行⑧ ~ボート編その1~
9月20日 いよいよ、本日のメインイベントのボート体験です。
萩野漕艇場に到着したときは、雨がぱらついてきたのですが、そこはいわねっ子の熱い思いでさくっとクリアー。ほぼ無風、曇り空という絶好のコンディションでボート体験ができます。
しかし、ボートには、すぐには乗れません。基本となる動きを覚える必要があります。ボート部出身の先生のご指導を受けます。
しっかり聞く子どもたち。とってもメリハリが効いている6年生。見ていて気持ちがいいです。
いざトレーニング。
絵的には、修学旅行を飛び越えて、もはや合宿感さえ出ていますが、子どもたちは楽しそう。みんな、なかなか筋がいいんです。飲み込みも早い。
というわけで、あっという間に水上デビュー!
はじめては何でも不安なもの。ボートに乗るとき、思わず、
「うわっ、揺れる。」
「こわっ。」
との声も聞こえてきましたが、恐れず体験するチャレンジ精神が岩根ソウル。
ボランティアで駆けつけてくださった講師の先生の話をよく聞いて、
力を合わせてこぎ出せば、
あっという間に覚えてしまうのが、子どもの力のすばらしいところ。
このボート、種目的にはナックルフォアと言うらしいです。一人1本オールをもって漕いでいくのです。どんなに一人の力が優れていても、水をキャッチするタイミング、漕ぐリズムが揃わなければボートは進みません。船上にいる5人の力が一つになって、はじめて力強く進んでいくのです。
すでにボートを楽しみ始めた6年生。
「もっと乗りたい。」
「もう一回、乗ってみたい。」
子どもたちのやってみ「たい」が動き出せば、何度も何度もチャレンジが始まります。子どもは本来チャレンジャーです。おもしろいと感じたものには、何度だって取り組みます。
ボートを満喫する子どもたち。もう、選手感さえ漂ってきました。
気持ちが揃えば、オールだって揃ってきます。
風を感じてボートは進みます。
見ているときも楽しいのがボートの魅力。
ボートが岸に近づいてきたら、桟橋にいる仲間がサポートします。サポートも体験的に学ぶのです。
楽しかった時間は、瞬く間に終わりました。
「楽しかったですか?」
と講師の先生の問いかけに対し、
「は~い!」
全員が一斉に挙手。ピンと伸びた手に、子どもたちの、腹の底からの充足感を感じました。
【岩根小】修学旅行⑦ ~化石発掘編~
9月20日 化石への熱い思いも高まったところで、さあ、発掘タイムのスタートです。まずは、石の砕き方、道具の使い方の指導を受けました。ここでも大切なことは、しっかり話を聞くということ。けがの防止にもつながりますね。
さあ、いよいよ発掘スタート。石を割って、その中にある貝や魚の化石を探します。根気がいる作業ですが、時間との勝負でもあります。
と思っていたら、
「あっ、なんかあります。」
との声が上がってきました。
貝殻や魚の骨の一部が見つかりました。
「これは…魚の骨かな。」
化石発掘は、はるか何万年前の世界に出会うことでもあります。そう考えると、壮大なスケールさえも感じます。なんともスペクタクルな化石発掘です。
本日、化石を発見した子どもたちは、その化石を持ち帰りました。子どもたちが家に帰ったら、どんな化石なのか、どんなシチュエーションで発見したのか、化石を見ながら、そんなお土産話をぜひ聞いてあげてください。
大人にはただの石に見えるかも知れませんが、子どもにとってはプライスレスの宝物。そんな子どもの気持ちに寄り添っていただけたらうれしいです。