岩根小ニュース

2023年12月の記事一覧

【岩根小】真摯に自己を振り返る(5年)

12月7日 5年生の道徳科の時間。週に一度の積み重ねを確実に行っています。

 今日考える道徳的価値は「自然愛護」です。

 沖縄の海洋博公園にいた「フジ」といういるか。フジは尾びれが腐る病気にかかってしまいます。大勢の人々がフジのことを思い、人工尾びれの開発に携わりました。やがて、元気に泳げるようになるフジ。そのフジに関わった4名の方のお話で構成されています。

 教材を通して考えた後は、自己を振り返る時間です。今まで自分が生き物とどのように関わってきたか、生き物の命をどう思っていたか、一人一人考えを伝え合っていました。

 以前よりも、自分の思いをいろいろな表現で伝えられるようになっていました。これも積み重ねがあってこそ。

「今まで、動物の体の大きさとかで考えていたかも知れない。大きい動物は大切にするけれど…」

 子どもらしい素直な表現だと思います。自然を思うことは命を思うことにもつながっているのだと、子どもたちの発表を聞きながら思いました。 

 先生も本気で聞きます。子どもが自分の思いを語れるのも先生や友達との信頼関係があってこそ。

 道徳科では、大人もまた一人の人間として、同じステージで考えていくということを大切にしています。時に先生の予想を超えた発言が生まれることもあります。これもまた道徳科の醍醐味。

 週に一度の道徳科。丁寧に積み重ねていきます。

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【岩根小】穏やかで温かい関係(春蘭)

12月7日 算数科の学習中。落ち着いた雰囲気の中、それぞれのペースで集中して取り組んでいました。学習に向かう構えに、大きな成長を感じています。

 がんばる子どもたち、その姿を励ます先生。穏やかで確かな信頼関係を感じます。

 ふと教室の後方を見てみると、日々の生活で使いたい「あったか言葉」が掲示されていました。

 そうか、みんなで一日一日「勇気づけ」の言葉を増やしてきたんだな。言葉を大切にしていることがわかり、うれしくなりました。

 春蘭、いいね了解

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【岩根小】晴れた冬には焼き芋を(春蘭)

12月7日 澄み渡る青空、冬とは思えない温かさ。そう、そんな日は焼き芋。

 先日、春蘭学級の子どもたちが収穫したサツマイモ。「収穫したサツマイモを焼き芋にしてみたい」「みんなで焼き芋やってみよう」という思いが高まり、本日の焼き芋づくりにつながりました。

 火を使う活動ですので、春蘭学級の先生方は事前にリハーサルを行いました。そして、この自立活動を通して、子どもたちにどんな力を育てたいかを緻密な計画を立てて今日を迎えました。

 火は薪になかなか燃え移らないことも、煙は目に染みることも、体験を通して学びます。

 また、今日は、コミュニティースクール(学校運営協議会)の会長様もお招きしました。今日こうして、焼き芋ができるのも、畑を耕し、夏休み中もサツマイモのお世話をしていただいた会長様のおかげです。収穫後の畑を見ながら、改めて感謝の気持ちがわき起こりました。このことは、子どもたちもしっかりと伝えました。

 いい感じに火が乗ってきました。

 悪戦苦闘しながらも、みんなで火を守りました。薪を持ってくる人、くべる人、あおぐ人、焼き芋作りで協力することも学びます。

 この後、焼き芋は上手に焼き上がり、みんなで美味しくいただきました。いつもお世話になっている先生に、お届けに来てくれる子もいて、なんともうれしい焼き芋づくりでした。

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【岩根小】理科を学んで ~予想・実験・考察~(4年)

12月5日 4年生が理科で「物のあたたまり方」について学習をしました。

 先生は、火にかけたフライパンを例にして、実生活における熱伝導をイメージさせていました。この一工夫が実生活と実験をつなぎます。

 子どもたちと話し合いながら、実験しないとわからないという「学び心」を高め、学習課題を黒板に書きます。

 板書を写すスピードも大切な学習スキル。先生が書き終わるのと同じぐらいに書き終える「同時書き」が理想です。 

 理科の学習は仮説検証が原則です。中学校、高校とつながっていきます。ですから、自分の「予想」を立てることが大切になります。予想は間違っても構いません。むしろ、真理の追究に間違いは不可欠なことこそ学んでほしいのです。

 どの子も、それぞれに予想を立てていました。これも日々の積み重ねがあってこそ。

 それぞれの予想は、似ているようでも微妙に違います。この微妙な違いも大切にしていきます。

 予想を書きながら「じんわり広がると思う」とつぶやく子がいました。ああ、なんとすばらしい!教科書には「じんわり」とは表現されていないのですが、熱伝導の感覚を小学4年生なりの言語感覚で表現していました。

 自分の考えは、すぐさまノートにメモします。ノートには板書だけでなく、自分の考えも書いていきます。言い換えれば、ノートは自分の考えの作戦基地です。

 先生は実験の手順を大型モニターを使って演示しました。視覚補助は、全体の理解を一気に深めるので効率的に時間を使えます。

 実験の過程は動画でも撮影し、後で見直しながら結果を考察できるようにしました。ICTも有効に活用しています。

 徐々に熱伝導が検証されていきます。

 

 変化を見逃さないよう、しっかりと観察を続けます。

 最後に、学級全体で実験の結果を伝え合い、そこに共通することをまとめていきました。

 火を付けたところから、徐々に熱が「じんわり」と伝わっていくことを実験を通して理解する4年生でした。

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【岩根小】これは…おいしい… ~調理実習~(5年)

12月5日 5年生が家庭科で調理実習に取り組んでいました。身支度もしっかり整っていて、さすが高学年です。学習に向かう意識の高さを感じます。

 今回のメニューはごはんと味噌汁です。ごはんは、ガラス鍋を使って炊きます。炊き上がっていく過程を確認するためです。味噌汁は煮干しで出汁を取っていました。これもまた大切な学習です。

 なかなかの手つきで調理が進んでいきます。

 少しずつ完成に近付いてきました。どの班も、とってもいい感じです。

 さっ、食器を準備してっと。

 盛り付けの間に、さっと洗い物をしている班もありました。

 これは、普段から家でもやっていますな。なかなかの上級者とみた。

 味見も大切な実習です。しっかり出汁は効いているかな。

 さっ、盛り付け開始です。お焦げもすくって。

 

 完成!これは、おいしい決定です!

 忘れちゃいけない「いただきます」。心を込めてあいさつをします。

 自分達でつくったごはんと味噌汁。お味はいかが?

 お焦げもとってもいい感じ。

 煮干しも残さず食べました。

「ダイコン、固いかなあ?」

「うん、柔らかいよ。」

 食べながら、自分達の料理を評価。

「まだ、お焦げがあるぞ。」

 先生はお焦げに熱い思いをもって、こそぎ取っていました。

 互いに教え会いながら、手際よくあっという間に調理実習を進めた5年生。この後の片付けも素早かったです。学級のチームワークのよさが伺えました。

 家庭科は「家庭化」が重要です。今度、家庭でも、子どもたちが調理をする場をつくっていただけたらありがたいです。

 大成功の調理実習でした了解

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