【岩根小】理科を学んで ~予想・実験・考察~(4年)
12月5日 4年生が理科で「物のあたたまり方」について学習をしました。
先生は、火にかけたフライパンを例にして、実生活における熱伝導をイメージさせていました。この一工夫が実生活と実験をつなぎます。
子どもたちと話し合いながら、実験しないとわからないという「学び心」を高め、学習課題を黒板に書きます。
板書を写すスピードも大切な学習スキル。先生が書き終わるのと同じぐらいに書き終える「同時書き」が理想です。
理科の学習は仮説検証が原則です。中学校、高校とつながっていきます。ですから、自分の「予想」を立てることが大切になります。予想は間違っても構いません。むしろ、真理の追究に間違いは不可欠なことこそ学んでほしいのです。
どの子も、それぞれに予想を立てていました。これも日々の積み重ねがあってこそ。
それぞれの予想は、似ているようでも微妙に違います。この微妙な違いも大切にしていきます。
予想を書きながら「じんわり広がると思う」とつぶやく子がいました。ああ、なんとすばらしい!教科書には「じんわり」とは表現されていないのですが、熱伝導の感覚を小学4年生なりの言語感覚で表現していました。
自分の考えは、すぐさまノートにメモします。ノートには板書だけでなく、自分の考えも書いていきます。言い換えれば、ノートは自分の考えの作戦基地です。
先生は実験の手順を大型モニターを使って演示しました。視覚補助は、全体の理解を一気に深めるので効率的に時間を使えます。
実験の過程は動画でも撮影し、後で見直しながら結果を考察できるようにしました。ICTも有効に活用しています。
徐々に熱伝導が検証されていきます。
変化を見逃さないよう、しっかりと観察を続けます。
最後に、学級全体で実験の結果を伝え合い、そこに共通することをまとめていきました。
火を付けたところから、徐々に熱が「じんわり」と伝わっていくことを実験を通して理解する4年生でした。