【岩根小】真摯に自己を振り返る(5年)
12月7日 5年生の道徳科の時間。週に一度の積み重ねを確実に行っています。
今日考える道徳的価値は「自然愛護」です。
沖縄の海洋博公園にいた「フジ」といういるか。フジは尾びれが腐る病気にかかってしまいます。大勢の人々がフジのことを思い、人工尾びれの開発に携わりました。やがて、元気に泳げるようになるフジ。そのフジに関わった4名の方のお話で構成されています。
教材を通して考えた後は、自己を振り返る時間です。今まで自分が生き物とどのように関わってきたか、生き物の命をどう思っていたか、一人一人考えを伝え合っていました。
以前よりも、自分の思いをいろいろな表現で伝えられるようになっていました。これも積み重ねがあってこそ。
「今まで、動物の体の大きさとかで考えていたかも知れない。大きい動物は大切にするけれど…」
子どもらしい素直な表現だと思います。自然を思うことは命を思うことにもつながっているのだと、子どもたちの発表を聞きながら思いました。
先生も本気で聞きます。子どもが自分の思いを語れるのも先生や友達との信頼関係があってこそ。
道徳科では、大人もまた一人の人間として、同じステージで考えていくということを大切にしています。時に先生の予想を超えた発言が生まれることもあります。これもまた道徳科の醍醐味。
週に一度の道徳科。丁寧に積み重ねていきます。