岩根小ニュース

2023年12月の記事一覧

【岩根小】「凍る」を発見

12月18日 昨日から一気に寒さが厳しくなりました。朝の校庭もうっすら雪化粧。

 大人にとっては、何かと頭を悩ませる雪ですが、子どもたちにとっては天からのプレゼント。いつもと違う光景に目を輝かせます。

「氷の字になってる!」

 この「子ども表現」を理解するには、直接、話を聞くのが一番。

 なるほど、日時計に刻まれた文字が、凍って見えなくなっているということのようです。この出あいが「凍る」という現象を体感することにもつながっていきます。

 子どもたちの日常は、発見にあふれていますね。

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【岩根小】後姿を見せる、後姿に学ぶ(4・5年)

12月13日 体育館に4・5年生が集まっていました。次年度に向けて鼓笛のオーディションが始まるのですが、今日は5年生が4年生にお手本を見せていました。

 実際に太鼓を持ってもらって、たたき方を教えていました。

 楽譜を見ながら、シンバルを打つタイミングを教えていました。

 手取り足取り、リングバトンを教えています。

 教え方も上手なのですが、積極的に関わっていくところに最高学年への意識を感じます。

 5年生が踊る姿を見ながら、一生懸命に振付を覚える4年生。

 ポンポンの振り付けも丁寧に教えていました。

 堂々とした演奏と共に、凛とした立ち姿も伝えます。

 真剣に話を聞く姿にも成長を感じます。人への敬意です。

 後姿を見せる5年生、後姿に学ぶ4年生でした。

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【岩根小】書写と感謝(6年)

12月13日 今日もゲストティーチャーの先生にお越しいただきました。書写・毛筆「書きぞめ」をご指導いただきました。ゲストティーチャーは、今日も一人一人に丁寧にアドバイスをしてくださいました。

 6年生は集中力が違います。一画一画、お手本をしっかり見ながら書いていました。

 アドバイスを受けて、一気に字形が整いました。子どもの成長力に驚かされます。

 ゲストティーチャーは、一瞬でその子の課題を見抜き、端的に分かりやすく伝えています。達人が秘孔を突くがごとしです。

 充実した時間はあっという間に過ぎ、最後にゲストティーチャーからアドバイスをいただきました。

「うまくなるには、まずは練習しかない。そして、集中して取り組めば、ある日、ぐっと伸びる時が来る。がんばってください。」

 みんな真剣に聞いていました。ここも6年生のいいところ。礼節を感じます。

 今日、一番うれしかったのはここかな。最後にお礼を伝えるときです。

「ぼくやります。」

「私もやります。」

 そう言って前に出てくる子がいました。

「最初はうまく書けるか心配だったけれど、アドバイスをもらってどんどん上手になりました。わかりやすかったです。ありがとうございました。」

 自分で考えて自分で話す。最近、子どもたちのワンセンテンスが長くなっているようにも感じます。

 そして最後に、感謝を伝えて頭を下げました。ここまで、すべて自分たちで考えて動く6年生。中学生の香りを感じました。

 「人」に教えていただき、「人」に学び、「人」に感謝をする6年生。これからも「いわねっ子ふるさと学習」を大切にしていきます。

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【岩根小】しっかりと自分でつくる(6年)

12月13日 本日、6年生は、家庭科で調理実習を行いました。

 今日の献立は野菜炒めです。

 グループでまとめて作るのではなく、自分の野菜炒めは自分でしっかり作るようにしていました。これはとっても大切な指導です。学習のねらいは、おいしく食べることより、一人一人が調理スキルを身に付けることにあります。ですから、全員が自分で体験する必要があります。

 なかなかいい感じに完成しました。おいしいにおいが学校中に漂いました。

 手が空いたら、さっと洗い物をすることも大切な学習。6年生は、先生に指示をされなくても動いていました。

 自分でつくり、自分で食べて、自分で片付ける。最高学年らしい調理実習でした。

 ぜひ、ご家庭でも調理の場にお子さんを立たせ、家庭科の「家庭化」につなげていただけたらうれしいです。

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【岩根小】九九表で発見(2年)

12月13日 答えが9になるかけ算九九を考える2年生。これは、答えから式を考える逆思考というものです。九九の数感覚をより確かなものにしていきます。

 すっと手が上がる子が増えてきました。かけ算九九もだいぶ定着してきたようです。先生は、4月から「まっすぐ手を挙げる」ことも指導しています。低学年では学習の仕方やルールを覚えることも大切な学びです。

 しっかり立って、聞こえる声で話すことも、低学年の内に身に付けさせたい基本スキルです。

 算数科は、答えを確認するだけでは終わりません。

 九九表をと照らしてみることで、気付きが生まれます。

「あっ、弓矢みたい。」

「槍か?」

 このつぶやきには意味があります。

 1×1、2×2…と言った、同じ数字同士をかけた九九の答えの配置は、九九表を斜めに横断していきます。このまっすぐな並びを子どもたちは「矢」や「槍」に見立てたのでしょう。子どもの言語感覚はおもしろいですね。

 こんな発見をすると、九九表に隠れている他の並び方のきまりをもっと見つけようとする子が出てきます。これが、関心意欲の表れでもあり、数の感覚を育てていくことにもつながります。

 九九表は奥が深いです。

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