岩根小ニュース

2024年3月の記事一覧

【岩根小】出会えてよかった

3月27日 離任式が終わり、最後のお見送りです。校旗をもつ5年生の先導のもと、岩根小を転出される先生方が、一歩一歩、別れの道を歩んでいきます。

 子どもたちが廊下に整列し、たくさんの「ありがとうございました」を伝えてくれました。温かな感謝の言葉は、励ましのエール。手作りのメッセージが温かすぎる。この日のために作ってくれたんだね。

 見送られる刹那の時間では、あり余る感謝の気持ちは伝えきれないけれど、ただただ、本当にありがとう。その言葉しか出てきません。

 私達、教育に携わる者は、教員、学校職員である前に一人の人間です。強さも弱さも併せもっていて、だれも完璧な教師などいません。時に揺れ、時に誤ります。

 それでも、子どもたちの成長と幸せを願って、日々もがきながらも、前に進もうとその顔を上げるのです。

 誰も、最初から校長や教頭になろうと思って、教員を志した者はいないはず。ただ子どもが好きだから、子どもに寄り添いたいから、君の笑顔を見たいから。ほとんどが、そんなシンプルな理由。

 

 ですから、私達教員、学校職員にとって、たとえその道は険しくても、子どもたちが人として成長する姿を見ることは何より幸せなこと。

 そして、別れの時、思うのです。

「この子達に、出会えてよかった」と。 

 最後になりましたが、転出職員一同、日々、支えていただきました保護者の皆様、地域の皆様に心より感謝いたします。

 また、今回の離任に際し、ご多用の中、保護者及び関係者の皆様に多くの励ましの言葉をいただきましたこと、衷心より感謝いたします。本当にありがとうございました。


 これからも、岩根小を卒業した教職員の思いを受け継ぎ、いつまでも、「人」を「言葉」を大切にする学校であり続けていきます。

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【岩根小】巣立つ ~卒業証書授与式~ その4

3月22日 6年生の「感謝の言葉」が語られ始めました。それは、小学校6年間の最終章。

 いつも明るく前向きで、誰かを楽しませることが大好きな6年生は伝えます。

 今までの思い出を、積み重ねてきたかけがえのない日々のことを。

 優しくて、笑顔がすてきで、誰かを助けることが大好きな6年生は伝えます。

 ここまで育ててくれたこと、たくさん支えていただいたことへの感謝を。 

いま、別れのとき

飛び立とう未来信じて

弾む若い力信じて

このひろい

このひろい大空に

 6年生の歌声が、感謝の気持ちとともに体育館に響き渡りました。

 やっぱり、6年生には「全力・本気」がよく似合います。

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【岩根小】巣立つ ~卒業証書授与式~ その3

3月22日 皆さんは、東日本大震災が起きてすぐ、この世に生を受けました。皆さんのご家族は、そんな混乱と不安の中で、皆さんを守り、必死に育ててきたのです。このことだけは、忘れないでほしい。

 うまく伝えることはできないけれど、本気で伝えたい。「学び続ける人」でいてほしい、「人を大切にする人」でいてほしい。

 たくさんの人が、皆さんを信じ、応援しています。

 たくさんの人が、皆さんを支えています。

 6年間、毎日、みんなが通い続けた道のりは、すでに数千キロ。積み重ねるってすごいこと。だから、皆さんはすばらしい。全てはできなくても、必ずできることはある。

 優しかった6年生に、たくさん支えていただきました。ありがとうございました。

 皆さんの活躍は忘れません。6年生がつないだ伝統、その思いは、しっかりと受け継ぎます。

「がんばれ 負けないで そんな声が聞こえてくる

 ほんとに 強い気持ちで やさしさを教えてくれた

 いつか会えたなら ありがとうって言いたい」

 大切なものを教えてくれた6年生。本当にありがとう。

 6年生へのメッセージが、強く、優しく、体育館を包みました。

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【岩根小】巣立つ ~卒業証書授与式~ その2

3月22日 式の幕開けが告げられました。

 卒業証書の授与を待つ6年生。凜とした立ち姿にも成長を感じます。

 卒業おめでとう。

 6年間の努力がつまった卒業証書を手に、夢に向かって進む。

 大切な仲間と共に幸せな未来を拓く。

 みんなの未来は可能性に満ちあふれている。

 だから、臆することなく勇気をもって、その一歩を踏み出すことさ。

  チャレンジャーはみなウィナー。

 転んだっていい。何度でも、何度でも立ち上がれ。

 そんな君達を見てみたい。

 だから、いつだって、前へ。

 みんなならできる。

 絶対にできる。

 自分を信じて、その顔上げて。

 いわねっ子の誇りを胸に、歩んでほしい。

 これからも、ずっと、ずっと。

  卒業おめでとう。

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【岩根小】巣立つ ~卒業証書授与式~ その1

3月22日 とうとう、今日がやってきました。6年生の巣立ちの日、卒業証書授与式です。会場に凜とした空気をつくり、6年生を迎える準備を整える5年生。その背中には、直接、参加はできない1~4年生の思いも背負っています。

 6年生の入場です。胸を張り、顔を上げて歩く姿は、まさに威風堂々。

 胸を張って歩く横顔を見ながら、

あの日の思い出、

あの日の努力、

あの日の活躍、

あの日の笑顔、

あの日の輝き、

その子の、小学校生活の1シーンが浮かびました。

 全員が着座し、巣立ちを祝う準備は整いました。

  

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【岩根小】いわねっ子

3月21日 本日、6年生に卒業アルバム(略して「卒アル」笑う)を手渡しました。ご家庭でも、ぜひ、お子さんと一緒にご覧いただき、思い出話に花を咲かせてください。

 放課後、その卒アルのメッセージコーナーに、先生方からの一言を求める子どもたちがいました。

「先生、一言、書いてくださ~いにっこり

 屈託ないその笑顔は、まさにいわねっ子

 一人の女子児童に感謝の気持ちを込めて、メッセージを書きました。その子は、産休に入る担任の先生のために、中心になって「サプライズ寄せ書き」をつくってくれた子です。

「あの寄せ書き、つくるの大変だったでしょ。」

とねぎらうと、

「はいにっこり

とド直球な回答。この素直さも、いわねっ子

 その子は話を続けます。

「でも、全然大丈夫でしたよ。先生のためだからにっこり

…ド直球だから、その言葉がより胸に迫ります。

 教師冥利に尽きるよ、その一言は。ただただ、ありがとう。

 人を思う温かさも、いわねつ子

 

 たまには、写真のないホームページもありかな。

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【岩根小】13年目の追悼 ~東日本大震災追悼集会~

3月11日 本日、「東日本大震災追悼集会」を行いました。思い起こせば、あの日から13年の月日が過ぎました。小学生は震災を直接は体験していません。だからこそ、この日、何が起きたかを語り継いでいく必要があります。全校生で黙祷を捧げ、哀悼の意を表しました。

 津波で亡くなった方は約1万5千人、まだ見つかっていない行方不明者も2500人ほどいます。

 その中には、生まれてきたばかりの赤ちゃんも、これからの未来にたくさんの夢をもっていた若者も、子どもの成長を楽しみにしていたお父さん、お母さんも、家族と一緒に幸せに生きたいと願っていたお年寄りもいました。

「生きたい」と思っても、生きられなかった人達がたくさんいたのです。

 全校生で「命」について改めて考える時間としました。

 また、今年度は、本宮市の防災課から地域防災マネージャーをお招きし、講演もいただきました。大きな地震が起きたら「落ち着く。命を守る。あきらめない」この3つが大切ということを教えていただきました。

 実際に簡易トイレや避難所の段ボールベッドなども持参いただきました。体験的に知ることで、いざという時の構えをつくる。これからも実践的な防災教育を進めていきます。

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【岩根小】卒業に向かって(6年)

3月8日 今日から、卒業式に向けての練習が本格的にスタートしました。まずは、全体でがんばることを確認しました。感謝の気持ちを、返事や歌、呼びかけで、堂々と表していくことを伝えました。

 真剣に話を聞く姿も、さすが6年生。卒業式への心構えは十分のようです。

 歌声も以前より響くようになり、ここまでの練習の成果を感じました。

 でも、まだまだ伸びしろはあります。ここで簡単に満足しないで、自分達史上ベストを求め続けていきましょう。

 一丸となって卒業式に向かう6年生でした。

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【岩根小】「ありがとうの会」にありがとう(5年)

3月7日 先生方が廊下に勢揃い。人気店の開店を待つかのよう。

 実は、今日、5年生が「先生方へのありがとうの会」を企画し、招待してくれたのです。先日の授業参観の「学級会」で話し合われた議題です。

 5年生が拍手で出迎えました。

 まずは、先生方と「ありがとうじゃんけん」で関係づくり。一緒に遊ぶだけで、ぐんと距離が近付きます。

 先生方一人一人にメダルも用意していて、首にかけてくれました。

 「ありがとうカード」も先生全員につくっていて、一人一人手渡しました。

 心のこもった歌のプレゼントもありました。一生懸命歌う姿は、何よりのプレゼント。心が温かくなりました。

 最後に寄せ書きのメッセージカードが送られました。

 この忙しい3学期。時間を割いてつくってくれたんですね。

 先生方もとってもうれしそう。

 こんなすてきな会を開いてもらったら、また、がんばる気持ちも湧いてくるというもの。

 本当にありがとう。

 感謝と感謝が重なり合って、笑顔があふれる「先生方へのありがとう会」でした。

「ありがとうの会」にありがとうです。

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