2014年3月の記事一覧
感謝の気持ちを込めて~15名の巣立ち~
3年前の平成22年度は、東日本大震災発災により卒業式・修了式を行うことができなかった小学校が多くありました。和田小学校もその中の1校でした。
「想定外の事態」は、いつ発生するかわかりません。
卒業式を当たり前に行えることのありがたさを感じながら、厳粛な雰囲気の中で、卒業生は在校生・保護者・地域の方々・教職員へ、在校生は卒業生・地域の方々への感謝の気持ちを態度・呼びかけ・歌で表現しました。
【5年生による「威風堂々」の生の演奏で入場しました】
【卒業証書授与】
【呼びかけ】
【雨のため、見送りは校内で行いました】
いよいよ明日は卒業証書授与式
学校便り「わんだより」第17号を発行しました。
思いを込めて
3年前の東日本大震災発災により、平成22年度の卒業式を行うことができなかった小学校が多くありました。和田小学校もその中の1校でした。あの時ほど、卒業式が当たり前に行えることのありがたさを感じたことはありませんでした。「想定外の事態」は、いつ発生するかわかりません。卒業式予行に臨む子どもたちの表情は、実に真剣で卒業生への思いが伝わってきました。
【お知らせ】
本校を昭和59年度に卒業された方々の初老祝い寄付により制作した「和田っ子オリンピック記録集(陸上記録)」の準備が整い、本日、体育館の入口に掲示しました。これは、南達小学校交歓陸上競技大会の記録を掲載するものです。
校長室には、平成5年、8年、9年、11年にリレー種目で優勝したときのトロフィーや盾、平成20年度に3位に入賞したときのトロフィーが展示されています。しかし、これまで、子どもたちが目にする機会はありませんでした。今回、この記録も、この記録集に掲示しました。
記録は、平成25年度からの開始となります。ぜひ、先輩の記録更新を目指し練習に励んでほしいと願っています。
東日本大震災から学んだこと ~命・家族~
3月11日(火)本宮市復興の集い2014が開催されました。
本校からは5年生の児童が出席しました。児童は、震災当時小学2年生で修了式を1週間後に控えていた時期でした。その当時の気持ちを思い起こし、以下のような体験発表をしました。
【発表の要旨】
2011年3月11日、この日はぼくの8才の誕生日でした。その日、ぼくが学校から帰るとすぐに、急にあたりがゆれ始めました。「グラグラグラ」と大きくゆれ、この地震が歴史に残る大地震となったのでした。
その日、水も電気も止まりました。お父さんは仕事、お母さんはぼくのケーキを買いに行ったまま帰って来ません。夜になって、みんなが帰って来ました。もちろん、誕生日プレゼントはなし。しかし、「家族みんなが無事」という最高のプレゼントをいただけました。何よりも大切なプレゼントです。
次の日、電気も水道も復旧しました。しかし、この地震で、約16,000人の死者が出たのが悲しいです。
今も震災のつめあとは深く残っていますが、この経験を生かして、これからの未来につなげていきたいと思います。
思いを込めて
本日、3月11日(火)の朝、在校生(1年生から5年生)による卒業式に向けた最初の「式歌」の練習を行いました。
3年前の東日本大震災発災により、平成22年度の卒業式を行うことができなかった小学校が多くありました。和田小学校もその中の1校でした。あの時ほど、卒業式が当たり前に行えることのありがたさを感じたことはありませんでした。「想定外の事態」は、いつ発生するかわかりません。「式歌」を歌う子どもたちの表情は、実に真剣で卒業生への思いが伝わってきました。
練習後に教頭先生より次のようなお話しがありました。3月11日で東日本大震災発災から3年目となります。本校では、震災で亡くなられた方への弔意表明として、半旗掲揚を行いました。また、発災時間午後2時46分の本宮市の防災無線によるサイレン吹鳴にあわせ、1分間の黙祷を行います。2011.3.11の教訓を生かすためにも、「家族や人とのつながりや絆」「命の大切さや尊さ」「あたりまえの日々のありがたさ」を忘れず、「復興に向けての強い意志」を持って何事においても精一杯に取り組もうとする和田っ子であってほしいと願っています。