岩根小ニュース

2023年11月の記事一覧

【岩根小】準備は万全に ~環境ボランティア委員会~

11月30日 環境ボランティア委員会の皆さんが、明日スタートの「SDGsオリエンテーリング」の準備をしていました。「全校生にSDGsの意識を高めてもらいたい」という思いをもとに企画したものです。

 自分たちで考えた企画は、準備も自分達で行います。

「おう、いいねぇ。準備、お疲れさま。ありがとうね。」

と声をかけると、

「はい、がんばります。」

と笑顔で返事が返ってきました。

 「あれだめ、これだめ、それもだめ」では、子どもの自立心は育たないと思っています。「だめなのはこれとこれ。それ以外はOK」と、子どもたちに「任せきることのできる範囲」を明確にして、その範囲の中でのびのびと活動できるようにサポートする。それが、特別活動の指導の基本です。

 SDGsを楽しい活動を通して広めていく。これなら低学年も楽しく参加できそうです。なかなかのアイディアです。子どものアイディアって、時に大人の想像を超えてきます。ただただ感心するばかり。

 明日が楽しみです。

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【岩根小】はじめてのアルコールランプ(4年)

11月30日 4年生は、理科で「物のあたたまり方」の学習をしています。ここでは、加熱実験を行います。そこで、今日はアルコールランプの火のつけ方、消し方を学習していました。

 ある教育調査によると、マッチを使って火をつけた体験がない小学4年生は6割に達するとのこと。オール電化の普及により、日常的に火に触れる機会が減ってきていることは確かです。となれば練習ですね。これも貴重な体験です。

 最初はみんな少し緊張気味。

 落ち着いて火をつけることができました。

 みんな一度ずつ体験しました。

 もちろん火の消し方も練習しました。素早くふたをすることが、安全に火を消すコツです。全員、しっかりと行うことができました。

 今、アルコールランプではなく実験用ガスコンロを使う学校も増えています。安全性はもとより、火力が強いので、短時間実験結果を導くことができるからです。そうすることで、考える時間や話し合う時間を確保できます。

 しかし、どきどきしながらも、自分でマッチを使って火をつける子どもたちの様子を見ていると、実際に火をつける体験も大切にしてあげたいところです。

 どちらか一つに偏るのではなく、学習のねらいに応じて、体験と効率性のバランスのよい指導を大切にしていきます。

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【岩根小】みんなで上達(4年)

11月30日 落ち着いた空気の中、筆を走らせる4年生。今日は、書写の毛筆の学習で「書きぞめ」に取り組んでいました。今年度から、3年生以上は、県の書きぞめコンクールを全員で目指しています。

 お手本は「白い大地」。左右のバランスを取るのがなかなか難しい字ですが、みんな集中して取り組んでいました。

 みんなでがんばる雰囲気が、一人一人の力を高めます。

 みんなは一人のために、一人はみんなのために。書写の時間からも、そんな思いが伝わってきました。

 自分史上、最高の字を目指してがんばってください。

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【岩根小】素早く渡して ~用具を操作する運動遊び~(1年)

11月30日 ボールを使って運動する1年生。後ろにいる友達に頭の上からボールを渡していきます。

 ボールを渡し終わったら、すぐに列の最後尾に移動します。こうして、どんどんボール渡しが繰り返されてゴールを目指すのです。

 ですから、休んでいる暇はありません。素早く移動するので運動量も十分に確保できます。

 寒い日でも、元気いっぱいに運動していました。

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【岩根小】くるくるくるっ ~マットを使った運動遊び~(1年)

11月30日 1年生が体育科の学習で「マットを使った運動遊び」に取り組んでいました。体を横に倒し、くるくるくるっと回転していく「丸太転がり」という技に挑戦していました。

この技のポイントは2つ。

①バンザイの状態でマットの上に寝転ぶ。
②腕を伸ばした状態のまま転がる。

と書けば簡単そうですが、1年生にとってまっすぐ転がることはなかなかの難易度です。

 おっ、なかなかいい感じの回転です。

 回転感覚にも慣れてきたようです。

 くるくるくるっと、とても楽しそうでした。

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【岩根小】早く元気になりますように

11月30日 今日で11月も終わり、明日からは12月。季節の早さを感じます。朝の寒さも厳しくなりましたが、今日も子どもたちは元気に登校してきました。

 現在、インフルエンザでお休みしている子が各学級数名いる状態ですが、一日でも早く元気になることを願っています。

 

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【岩根小】冬休み、いらない(1年)

11月29日 先日行われた校内マラソン記録会の記録証をもらった1年生。お互いに記録証を見せ合いながら、あの日の激走を振り返っていました。 

「ぼく、がんばったよ。」

と話しながら、記録証を見せてくるところが1年生のかわいらしさ。本当によくがんばりましたね。

「次はなわとびにチャレンジだね。冬休みも練習してね。」

といろいろな子に声をかけていると、ある子が、

「ぼく、冬休み、いらない。」

と話してきました。一体どうしたのだろうと思って理由を聞くと、

「友達と会えなくなるのいやだもん。学校、楽しいもん。」

とのこと。なんともうれしいやら、微笑ましいやら。

 「学校が楽しい」その思いが消えないよう、これからもよりよい学校生活づくりを大切にしていきます。

 1年生の皆さん、これからも、友達と一緒に楽しい学校をつくっていきましょうねにっこり

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【岩根小】雨の日に教えること

11月29日 今日は朝から雨模様。冷たい雨に打たれて、子どもたちは風邪をひかないか心配になります。

 そんな心配を吹き飛ばすかのように、雨ニモマケズ元気に登校してくるいわねっ子。たくましいなあ。

 さて、雨の日には、雨の日だからこそ教えることがあります。

 そう、それは傘のしまい方。まずは、傘を閉じたり開いたりして、傘についた水を切ります。この時、人に水がかからないように昇降口から少し離れて行うことも教えます。

 次に教えることは傘を束ねること。傘を束ねずに傘立てに入れると、取り出すときに他の傘に引っかかって、傘の骨が折れてしまうことがあります。傘を束ねる理由も教えていきます。

「奥のほうからきれいに並べて入れると、次の人が入れやすくなるんだよ。」

とマナーも教えます。みんな、しっかりと傘立てに入れていました。

 雨の日には、雨の日だからこその指導があります。一度や二度で身につくことではないので、雨のたびに声をかけていきます。そうすると、いつか習慣になっていきます。

 何も教えずに「ちゃんとやりなさい」とだけ言われても、子どもは混乱するばかり。そもそも「ちゃんと」って言葉は、イメージがわきづらいものです。行為と共にその意味を合わせて教えていくことは、納得の伴った理解にもつながっていきます。そして、最後に「よくできたね。ありがとうにっこり」と認めるまでが指導のパッケージ。

 機をとらえて一つ一つ丁寧に教えることをこれからも大切にしていきます。

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【岩根小】今日の給食 ~体をつくる給食~

11月28日 今日の給食のメニューは「カップエッグ」「野菜炒め」「みそけんちん汁」「ふりかけ」でした。

 カップエッグは、黄身と白身がきれいに調理されていて、塩こしょうもほどよく振られていました。調理員さんが、一つ一つ卵を割ってカップに入れたことを思うとその労力に改めて感謝の気持ちが湧いてきます。

 今日6年生は食育の学習をしましたが、給食は塩分量にも注意しています。普段の食生活でも、塩分の取り過ぎにも気を付けるよう働きかけていきます。 

 野菜は健康な体づくりには欠かせない食材。免疫力を高めてインフルエンザにかからないようにするためにも、メニューに野菜がたくさん出るのはありがたいことです。もちろん、野菜が苦手な子もいますが、最初から「食べなくていいよ。」ではなく、「一口はチャレンジしてみよう」の働きかけを行いながら食の幅を広げています。

 今日は、午前中、一気に寒くなりましたが、こんな日は温かい汁がありがたいです。根菜たっぷりの具だくさんのけんちん汁で、ますます健康な体づくりができますね。

 じゃんけんマークのデザインも楽しいふりかけ。パラッパラとごはんにかけて、今日もおいしい給食をいただきました。

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【岩根小】「心の根」を育てる道徳科(2年)

11月28日 2年生が道徳科の学習をしていました。今日の学習で扱っている道徳的価値は「礼儀」、「青いアルバム」という教材を通して考えを深めていきます。

 いきなり、「あなたは『礼儀』についてどう思う?」と問われても、答えに困ってしまいます。低学年なら尚のこと。ですから、道徳科では、教材に出てくる登場人物の葛藤や揺れる思いに寄り添う形で考えていくようになります。

 主人公が葛藤している時の気持ち、行動が変わった理由など、その時の思いを自分なりに考えていくのが道徳科の大切な学びです。その子が感じたこと、思ったことそのものが大切になります。

 そして、登場人物の気持ちに寄り添って考えるということは、実は、登場人物に乗せて自分の思いを考えていることにもなります。教育用語にすると少し固い表現になるのですが「自我関与(じがかんよ)」と呼んでいます。

 そして、授業の後半では、今までの自分を振り返ります。教材を通して「礼儀」に対してのいろいろな考えをもったとしても、ここで終わればただの「礼儀」評論家になってしまうこともあります。自分事にするには、実際に今までの自分は礼儀正しく行動してきたか、できなかったかをしっかりと振り返ることが、自己の生き方を見つめる上で大切になります。

「〇〇の時、しっかり『ありがとう』が言えたな。とっても気持ちよかったな。」

「朝の登校になると、あいさつができないんだよな。だって…。」

 プラス面もマイナス面も含めて、自分の体験を振り返ることが、自分について考える貴重な時間となります。

 道徳科は即効的な変容を期待する時間ではなく、じわりじわりと「心の根」を伸ばしていく時間です。いわば、漢方薬のようなイメージでしょうか。ですから、年35回(1年は34回)、小学校6年間で209回、中学校を合わせれば314回の積み重ねが必要になってくるのです。

 これからも、全校体制のもと、全学級で週に1度の道徳科を丁寧に行っていきます。

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