五百川小の日々
新移動図書館号「モトム号」披露式
6月20日(日)本宮市中央公民館前駐車場で新移動図書館車「モトム号」の披露式が行われました。
令和元年の台風19号で被災していた移動図書館車がついに復活し、市内の小学校、幼稚園、保育所など様々な場所へ本を届けてくれます。
本校から6年生の熊田太陽さんが代表児童として移動図書館の思い出や新たな移動図書館車への希望や期待を発表しました。
「移動図書館っていいな」
ぼくが1年生の時、本をたくさん積んだ不思議なバスを見ました。ドキドキしながらバスの階段を上ったとき、いろいろな本がならんでいてぼくに話しかけているような気がしてドキドキワクワクしたことを覚えています。最初に手に取った本はぼくを夢のような世界に連れていってくれました。
ぼくにとって本は、ぼくの知らないことを教えてくれたり,一緒に新しい発見をしてくれたり。ある時はぼくの悩みを解決してくれる友達のような存在です。そんな友達をたくさん乗せて来てくれる移動図書館車は夢のような車でした。
その車が令和元年度の台風19号の水害で被災してしまいました。いつも当たり前のように来てくれていた夢のバスに会えなくなった時、大切な友達がどこか遠くへ行ってしまったような気持ちになりました。もう戻ってこないのかな、もうあのバスに会えないのかなとぼくは悲しい気持ちでいっぱいでした。そんな時、あのバスが復活することを知りました。ぼくはまた、あのバスに会えると思うと胸がドキドキしてうれしくなりました。新しくなって帰ってきてくれたバス、モトム号くん。ぼくにどんなことを教えてくれるのかな。ぼくの悩みをいっしょに解決してくれるかな。これからまた、たくさんの本と出会うことが楽しみです。
新しく生まれ変わったモトム号くん。この本宮市でたくさんの友達ができますように。
そして、これからもみんなに夢を運んでください。
その後、除幕式が行われ、新移動図書館車が披露されました。
これから「モトム号」は本校にも来校してくれます。
おかげでたくさんの本に出会えます。
大きく育て!人権の花
昼休みに職員室の窓からふと目をやると、6年生の子どもたちが先日植えたマリーゴールドとサルビアの花を摘んでいました。
これはどうしたことかと担当者に聞くと、植えた後の十分根付かない時にも子孫を残そうと、どうしても花に栄養がいってしまうそうです。そこで、花を摘むことにより、栄養が全体に行き渡り、わき芽を出し、より強く太くなろうと成長するのだそうです。
花の気持ちを考えると少しかわいそうな気もしますが、より強くより大きく成長するためには必要な刺激なのだと思いました。
人権の花が少し折られるくらいでは負けずに育つように、五百川小学校の人権を大切にする心もより強く大きく育つことを願っています。
GIGAスクール構想(一人1台タブレットを配置しています)
本校でも国の施策を受け、一人1台タブレットを配置しています。
まだまだ使いはじめですが、積極的に活用していこうと取り組んでいるところです。
今日は5年生のタブレットを使った授業を紹介します。
以前HPでも紹介いたしましたとおり、総合的な学習の時間に「米作り」をしています。
これまで、子どもたちは田植え体験等をもとに自分で興味をもった「米の育て方」や「品種」、「米作りの道具」や「米作りの歴史」などの課題についてタブレットの検索ソフトを使って調べました。
今日は、ICT支援員さんに教えてもらいながらメタモジというソフトを使って報告する文書を作りました。
ここでは国語の学習で学んだことを生かします。
「見出し」「方法」「きっかけ」などといった項目立てをし、調べた内容を記事として打ち込みました。
入力方法は、ローマ字入力です。
入力後は、それぞれが作成した報告書を学級の共有ボックスに入れて、お互いに見合うことができるようにしました。
友達の作成途中の報告書を見合い、今後の自分の報告書作りの参考してもらうのがねらいです。
一人一人が学級のみんなの報告書を手元で見ることができるというタブレットで作成するメリットを生かして活動しています。
Joseph Peter Smith先生との学習①(外国語活動)
今年度も、ALTのJoseph Peter Smith先生(ジョー先生)と3・4年生は外国語活動、5・6年生は外国語の学習を進めています。
今日は3年生が How many apple game?を通して英語に親しむ学習に取り組みました。
まずは、教科書にあるりんごの色を好きな分だけ染めます。
ところどころ担任に訳してもらいながらも、英語での指示を聞いて色染めを始めました。
ジョー先生は教室を回り、丁寧に声をかけながらアドバイスをしてくださいます。
その後、いよいよgame開始!
子どもたち同士でじゃんけんをして勝った方が「How many apple?」と質問します。
質問した相手が、自分が染めた数と同じであればsignを書いてあげます。
さてさてリンゴの色を同じ数だけ染めた人を何人探せるでしょうか?
子どもたちはジョー先生とも躊躇なく会話を弾ませ、楽しい時間を過ごしました。
6年生国語「時計の時間と心の時間」
6年生は、筆者の主張や意図をとらえ、自分の考えを発表しようという目標で「時計の時間と心の時間」という説明文の学習をしています。
要旨とは何かを確かめた後、筆者の主張はどこに書かれているかを音読を通して見つけました。
みんなで見つけた筆者の主張をもとに80字から100字で要旨をまとめる活動に入りました。
これは全国学力学習状況調査の問題にも似た学習です。
なかなか書き出せないといったつまずきに対しては、書き出している友達の文章をタブレットで撮影し、モニターを通して写しヒントとしました。一人一人の困り感にも丁寧に対応しながら授業を進めています。
子どもたちは、「時計の時間」と「心の時間」という考え方の面白さに触れながら、事実と意見や考えを整理する力を育みつつ、本文から大切なことを読み取り、限られてた時数でまとめて書く力を高めています。