白沢中ニュース

2024年3月の記事一覧

立志式を行いました

 今日は、驚くほどの強風で、寒い一日となりました。強風の影響で、倉庫の扉が壊れてしまい、用務員の藤井さんに応急処置をしてもらいました。各ご家庭で被害はなかったでしょうか。毎年この時期は強風による被害が出ていますので十分注意が必要ですね。

 さて、今日は2学年で立志式を行いました。本校では数年前から実施している行事です。古より元服にあたる年であることから、節目を祝うこととして、そして将来の展望を発表することにより、自覚と誇りをもたせることを目的に実施しています。生徒発表として、「私はこんな人間になりたい」という宣言をしました。

 

 講師として、元福島市消防本部福島福島消防署長 阿部様をお招きし、お話をいただきました。

 自身が消防士を目指したこと、そして消防士として過ごした30代・40代・50代での立場や経験してきたことを中学生にわかりやすい表現で話していただきました。後半部分では、このような話がありました。

 「人生の中では、輝いていたとき、輝いていなかったときがあります。目的を見失って、消防士の仕事を辞めようと考えたこともあります。人生の輝きとは、挑戦です。挑戦をしているとき人は輝いています。中学生のみんなは、ダイヤの原石です。磨かないと輝きません。磨くこと=挑戦です。これからのみなさんの人生が輝くことを期待しています。」中学生に話していただきましたが、我々教職員も学ぶことがたくさんありました。

  講話の後は、「双葉」の合唱です。合唱前に、代表の菅野さんが次のような言葉を述べました。

 《立志式を迎えた私たちが、式歌に選んだ曲は「双葉」です。先週、卒業生を送り、最高学年を迎える私たちは、少しだけ大人になった気がします。あと1年、ここに集う仲間とともに、それぞれが目指す自分の道を新たに歩み始めます。そんな私たちを、この曲の歌詞の一節が勇気づけます。

 「君も大人になったら 恋をするんだよ 運命の人に出会うまでは 傷が絶えないかもだけど 悲しみなんかは 気づけば雨になる 心耕し 花が咲くまで 可愛く揺れなよ 双葉」

 見えない不安を抱え、私たちが自立するまでは、まだまだ傷が絶えないかもしれません。

立ち向かう困難にも出会うでしょう。でも、見守ってください。私たちは必ず「心を耕して」その時を迎えます。

それでは、「双葉」お聴きください。》

 

 音楽の授業、昼休みを使ってこの日のために練習を重ねてきました。今日、生徒たちは歌詞の意味をかみしめながら、これからの自分や親、そしてとなりにいる友人に向かって心を届けていたように、宣言していたように聴いていて見えました。

 2年生。また一歩、前進したような気がします!

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きもちのよい一日でしたね

 今日は、深夜の地震でその後に寝付けずに、睡眠不足の生徒、教職員がいました。今のところケガ等の情報はありませんが、日々備えは必要であることを痛感した夜でした。災害は、忘れたころにやってくるということを肝に銘じて生活しなくてはいけません。

 昨日までとは変わり、今日は気温が高く、過ごしやすい一日でした。その分、花粉もたくさん飛んでおり、目のかゆみを訴えている生徒もいました。過ごしやすい気温だと、本当に心がほっとしますね。

 昼休み、給食委員担当の深谷さんか呼びかけて、使わなかった油で石けんをつくる活動をしました。以前作成したものを切ることと、新たな石けんをつくる作業を同時に行いました。切った石けんは、保健委員会に贈呈しました。清掃などで使えるといいと考えています。SDGsの意識をもって生活することが大切ですね。

 同じ時間帯で、体育館では、立志式の歌の練習を行っていました。今日は、事務の守谷さんも参加し、みんなで気持ちを一つにして練習を行いました。

 音楽の力、言葉の力は本当にすごいです。気持ちが整っていくのがすごくわかります。月曜日の立志式、全員が前向きになるような、責任を背負って生きていけるような、そんな心の醸成ができる式になるとよいと思います。

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1,2年生新たなスタートです

 今日は昨日の卒業式の余韻に浸る時間も無く、片付けから始まりました。準備から本番まで、できるだけ一緒に行動していましたが、すばらしい活動でした。主体的に活動する生徒を育成することは、いつの時代でも課題になっていますが、今回の活動では主体的に動いている感じることが多くありました。1、2年生の持ち場でベストを尽くしているその姿は、これからの白沢中学校を引っ張っていってくれることを期待させるものでした。

このようなことを、片付けの前に生徒たちに伝えました。その後の片付けも見事に20分ぐらいで終了させていました。これからどのような成長をとげて、どのような集団になっていくのか楽しみです。

 2学年では、午後の時間に立志式の練習を行いました。昼休みの時間も練習にあてたりして準備しています。これも準備を通して成長を感じられるようになっています。

 子どもの成長を目の当たりにするタイミングは本当にわかりません。おそらくずっと根を下に伸ばして、土台を固めているのでしょう。そして、あるときに土の上に芽を出すように、一気に考えや行動に変化があるときがあります。それを感じることができるのは幸せなことです。

 やらせてみる、経験させてみる、任せてみる、あえて見守るなど、さまざまな方法で刺激を与えることは大切ですね。

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誇りをもって飛び立とう これから楽しいことが待っています

 3月13日、今日は第43回卒業証書授与式です。3年生とのお別れ、そして新たなステージへのステップの日でもあります。昨日の雪の影響で、藤井さんが早朝から雪かきをしてくれていました。そして、1・2年生の会場準備、吹奏楽部の演奏の準備、どれも万全な状態で式に臨むことができました。気持ちよく門出を祝いたいというみんなの気持ちが届いていればいいなと思います。

 準備万端。いよいよ入場です。

 ~卒業証書授与~

佐藤校長の校長式辞の一部を紹介します。

「皆さんと素敵な出会いをしてから早1年。若葉の美しい中、皆さんと訪れた北海道への修学旅行もつい昨日のことのように思い出されます。最上級生として過ごしたこの一年間は、特に充実していたことと思います。「やれる できる やりとげる」を合言葉に「学校生活の向上を目指した委員会活動」「仲間と目標を一つにして取り組んだ部活動」「真剣な態度で臨んだ日々の授業」など、多くの場面で後輩たちの模範となって、立派に取り組んでいました。中でも、全校で感動を共有できた文化祭は見事でした。皆さんの創意工夫に満ちた作品や発表。合唱コンクールでは、最優秀賞を目指し、互いに協力し、昼休みや放課後に練習を重ね、歌声や姿勢が日に日に変わっていったこと。最後に全校生で歌った「正解」は、全員の心が一つになり、感動で体が熱くなったことを、今でも鮮明に覚えています。皆さんの質の高い取組と成果は、文化祭のテーマである「天下無敵」そのものでした。後輩たちにも必ず引き継がれるものと確信しています。 これまで たくさんの感動と元気を与えてくれた皆さんに、最後の話をします。一つ目です。「命を大切にし、夢と希望を持ってたくましく歩んでください」。1月の能登半島地震では多くの尊い命が奪われ、深い悲しみと自然の脅威を痛感しました。そして、13年前の東日本大震災の記憶を思い出さずにはいられませんでした。復興はまだまだ途上ですが、多くの方々が厳しい生活の中でも、前を向いてしっかり生きています。皆さんはこの世に生を受け、ただ一つの大切な命を守りながら、今日の日を迎えています。人生は決して平坦ではなく、厳しいことやつらいことがあるでしょうが、生きているからこそ、人と巡り会い、様々な経験を通して感動や喜びを得ることができます。命を大切にし、夢と希望を叶えるためにたくましく歩んでいってください。皆さんが式歌で歌う「群青」には、困難な状況下にあっても未来への夢や希望を信じた中学生の思いが込められています。

 二つ目です。「人との出会いを大切にし、社会や人のために貢献できる人間に成長してください」。皆さんはこれまでの十五年の人生で多くの人々と出会い、様々な影響を受けて成長してきました。これからの皆さんには、新たな多くの出会いが待っています。人との出会いを大切にし、互いを尊重し思いやる気持ちを持ち続けてください。自分を支えてくれている方々への感謝の気持ちを忘れず、社会や人のために貢献できる人間に成長してくれることを願い、卒業生へのお祝いと激励の言葉とします。」

 一部分を抜粋しました。また、HPの学校だよりに卒業生へのメッセージがありますので、そちらもぜひご覧ください。

 送辞は生徒会副会長の佐藤さんが述べました。3年生への思い、自分たちがこれから引っ張っていくという気持ちを力強く述べていました。

答辞は前生徒会長の柴原さんが述べました。3年間への感謝を、環境、教師、友人、家族に向けて言葉をかみしめながら、丁寧に述べていました。

 思いを乗せた、3年生による「群青」です。そして、「大地讃頌」

 ~卒業生退場~

 

 中学校3年間は、長い人生の中では、ほんの一瞬です。しかし、それは大人が感じることで、現中学生にとっては、毎日さまざまな葛藤、悩み、喜び、怒りなど、言い尽くせない小さなドラマがたくさんあります。そのことを感じながら、我々大人は寄り添って成長させていきたいものです。特にこれから保護者の皆様は、目を離す機会が多くなります。しかし、心だけは絶対に離さず、心にはさらに寄り添って成長を見守っていただきたいと思います。

自分が進んできた道程に誇りをもって、迷わす進んでほしいです。すばらしい卒業式でした。3年生のみなさん、ありがとう。

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お互いに感謝しあうことが大切ですね

 卒業式前日、今日は卒業式の最終確認と準備を行いました。前日にできることは、3年生の心を整えて、旅立つための助走の手助けを職員、そして1・2年生ですることのみです。3年生の歌を聴きましたが、さらに気持ちがこもった歌声になっていて、気持ちが伝わってきました。明日は、感動的な卒業式になると思います。

 最後に校長先生から3年生に向けて「3年生を1年間見てきて、学校行事等での団結力には、驚くことが多くありました。その後ろ姿を見て、1・2年生はたくさんのことを学んできたと思います。明日は、支えてくれた人への思いをもって、3年間の集大成のつもりで卒業式に参加してほしい。」と話していました。

 卒業前日に、生徒会本部役員が中心となって、ビデオレターを作成してくれました。1年生時に国語を担当していた渡邉先生(本宮二中)からのビデオメッセージから始まり、職員、そして各部活動からの動画を流しました。涙を流している3年生もいて、温かい時間が流れていました。

 3年生にとって、今日が最後の給食でした。今日は3年1組がバイキング給食でした。どの食材も美味しく、残菜ゼロでした。最後に学級委員長から、栄養士さんに「給食がいかに有難いものだったか、卒業して弁当生活になるときがつくと思います。毎日こんなに美味しい給食を食べることができる私たちは幸せでした。」とお礼の言葉を述べていました。円滑に学校生活が送れているのは、裏でサポートしている方がいるからだ、という意識をもつと、中学生も本当に言動に変化が表れます。成長を感じる瞬間でした。

昨日より、フルーツのカッティング技術が上がっています!美しい!

 

 

 ちなみに、調理員さん達は、1・2年生の給食の調理を早めに終わらせてから、バイキングの準備をしています。仕事量2倍です。この善意に感謝しなくてはいけません。 

 午後は、卒業式の準備を1・2年生で行いました。生徒会本部役員の企画、そして昼休み返上で、演奏の練習をしていた吹奏楽部をみんなで称賛しました。最後、みんなで準備をがんばろうという意気込みで準備に取りかかりました。1・2年生の準備する表情なとても前向きで、みんなで気持ちよく準備をしました。予定通り、1時間半で準備完了です。

 みんなで気持ちを込めて。

 養護教諭の矢吹先生から、3年生一人一人へプレゼント。ひもの長さが、伸びた身長の長さです。

 桜も咲いて祝福しています。在校生、全教職員みんなで、3年生の門出を祝います。

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