「百聞は一見にしかず」・・・・何度も人に聞くよりも、一度自分の目で見た方がよく理解できることを意味していますが、ＩＣＴを活用した学習は、子どもたちにとって視覚的効果がとても大きいです。５年生の理科は、テストの復習をしていました。電子黒板にテスト用紙を映し出し、担任のＴ先生が赤ペンで画面に書き込みながら、解答を解説しています。子どもたちは画面と自分の答案を見比べながら、間違った問題について真剣に考えています。画面に直接書き込める・・・電子黒板の多様な使い方のひとつです。しかし、高価な電子黒板が県内すべての学校に配置されている訳ではありません。市内の全学校、全学級に配置していただいている本宮市に感謝です。
お昼の放送では、今日から１年生へのインタビュー企画が始まりました。インタビュー内容は「好きな食べ物」「好きな遊び」の２つです。事前に１年生に知らせてありますが、大きな声でハキハキと、堂々と、インタビューに応えていました。Ｍくん、Ａくん、二人ともとても立派だったよ！
３時間目に３年生と４年生の歯みがき教室を実施しました。講師に歯科衛生士の伊藤さん、黒澤さんをお招きし、それぞれの教室で正しい歯の磨き方についてご指導いただきました。その様子をお伝えします。
まず３年生は、乳歯と永久歯の違いについて、お話を聞いた後、手鏡で自分の歯と模型の歯を比べながら今の歯の状態を確認しています。
４年生は虫歯の原因となるプラークがどうやって歯に付着するのか、糖分を多く含んでいる食べ物や飲み物について、分かりやすく教えていただきながら、自分の食生活について考えました。
次に染め出しです。綿棒を使って全部の歯の表と裏側を赤く染めます。赤く染まったところが歯の汚れを意味します。凸凹したところは色が染めにくいね。上手に歯を真っ赤にしましょう！
上手に染まってきたようです。
いよいよブラッシングです。歯ブラシの正しい持ち方、磨く歯の場所によってブラシの当て方や力加減が変わってきます。みんな鏡とにらめっこしながら真剣そのものです！
磨き終わったら、鏡で歯を確認します。ほとんどの子が赤い汚れを落とせたようです。学校と生活リズムが変わりやすい夏休み。正しい歯みがきを毎日して歯の健康を保つよう、お話をいただきました。なお、続けて４時間目は５・６年生の歯みがき教室を実施しました。伊藤さん、黒澤さん、子どもたちが大変お世話になりました。ありがとうございました。
２年生の３校時は、図書館司書の柳沼さんによる「アニマシオン」です。「アニマシオン」とは、スペインで提唱された読書教育の手法で、絵本や物語を使って遊びながら読解力をつける読書活動です。今日のテーマは「誰の○○なのか？」です。絵本に出てくるいろいろな道具。それらは誰の物で、それを何に使ったのかを考えながらお話を聞きます。柳沼さんの読み聞かせの後、いよいよクイズ形式のゲームスタートです。
「これは何？」「これは誰が使っていたの？」「これで何をしたの？」「どうして？」・・・・次々に道具カードが提示され、絵本のストーリーについての質問に子どもたちが答えていきます。なるほど、ただ読み聞かせを聞くのではなく、「道具」という視点でお話を聞くことで、ストーリーを理解していくのですね！
「読書はね、目で見て、耳で聞いて、心で読むんですよ。」柳沼さんが子どもたちにかけた言葉です。この後、絵本をもう１冊読み聞かせていただきました。みんな静かに柳沼さんの読み聞かせを聞き、絵本の世界に入り込んでいることが、子どもたちの様子から伝わってきました。
最後にお楽しみ企画の折り紙です。今日は「ぴょんぴょんカエル」です。柳沼さんが説明しながら折っていくのを見ながら一生懸命に折っています。こ、これは・・・・目で見て、耳で聞いて、心で・・・折り紙遊びも実は読み聞かせと同じなのでは？・・・可愛いぴょんぴょんカエルができました！
５年生の図工です。束になった針金を箱の土台に立てて・・・・・そこからイメージを膨らませて。そこが一番難しいところです。「針金を曲げて丸くしようかな？」「持ってきた飾りをつけようかな？」「モールを巻き付けようかな？」・・・・針金をさわっていると頭の中で自分の心の声が聞こえてくるね。心の声を形にする・・・・それがアートです！！どんな作品ができるか楽しみです。