日誌

わだっ子が「自分の言葉で説明!」―算数の時間―

 2月13日(月),和田小学校では3学期の1月,2回に分けて「算数の学習指導」に関する指導訪問を福島県教育委員会へ要請し,1年生から6年生までの算数科授業についてご指導を頂きました。その後,各学年における「算数の学習指導」を見ますと,どの学年でも「自分の言葉で説明」をキーワードとして進められています。単なる「立式や計算」,「求答」だけで終わることではなく,「問題の理解と立式までのかかわり」,「立式までの考え方や方法」,「求答までの工夫」などに関する説明を子どもたち自身でできるようにすることが大切です。すなわち,「自分の言葉で説明」ができることです。※皆さんもご存じのように「算数や数学」は,問題解決のための手段です。「算数や数学」そのものを研究対象とされている学者の皆さんもいますが,小中学校教育においては,主に問題解決の手段として活用しています。しかし,算数学習を通して,「数学的な思考力,論理力,数学的な表現力」など,物事を論理的に考える基礎的な能力や態度等の育成へつながるように行っています。

 毎日実施しています校内巡視中に,1年生の算数の学習に遭遇しました。しばらく様子を観ていますと,先生から「この式とこの式の違いを説明できますか?」と,子どもたちに問いかけがありました。「4+3+1=8」と,「4+1+3=8」の違いですが,「問題文の順番により,異なります!」と説明をしたり,図を描いて,「問題文に合う式は,○○です」と指摘したりしながら,「自分の言葉」で説明が最後までできていました。素晴らしいことです。なぜ,「○+○+○=○」と表記したのか,1年生が順序良く説明ができたことは,今までの学習の成果です。

 最後に,校長から練習問題(問題文中の数字を変更しました)を提示しました。その結果,どの子も,図示や立式,求答ができ,説明もできていました。正に,これは担任による今までの算数指導の成果です。

   説明をしているA児    A児との違いを説明しているB児