第３学期始業式が、１月１０日（火）に、本校体育館で行われました。式では、校長式辞、各学年代表生徒の発表がありました。校長式辞は【下記】の内容です。

  明けましておめでとうございます。
  平成２９年（２０１７年）という新しい年を迎えました。今日から３学期５２日（３年４５日）が始まります。暖冬とは言え、これから寒い日が続いています。インフルエンザの流行期に入ります。３学期は、特に健康管理に気を付けて欲しいと思います。
   さて、２学期の終業式の折に、自分の自慢できるものを見つけ、目標を立てるようお話しました。
   ２０１７年も１０日が経ちました。皆さんは新年にあたりどのような目標を立てましたか？
   ちょと前の新聞にある人の、こんな記事が載っていました。
  　「あなたの将来の夢は何ですか？」たいていは、その答えは、職業を答えることが多いです。例えば、お医者さん、看護師、公務員、学校の先生・・等。でも「将来の夢は？」と訊ねられたとき・・・、その人は、将来の職業ではなくとも良いのではないかと言うのです。
　 例えば、自分は誰かの笑顔を見るのが好きだから、周りを楽しい気持ちにすることができる大人のなりたい。それを仕事にしたいのなら、芸人さんを目指してもいい。
  その人は、将来の夢を聞きたいと感じた時は、「どんな大人になりたいですか？」と尋ねるようにしている。と言うのです。職業の枠に無理にはめ込む必要はない。なぜなら、今から２０年前スマホのアプリの開発者になりたいと思っていた人はいなかった。今、中学生の皆さんが大人になった時は、現時点ではこの世にない仕事もたくさんあるはずだと言うのです。だから、今この世に存在する職業の中から選ぶ必要はない！！自分が大人になった時、ぴったりの仕事がなかったら職業をつくってしまうこともできる・・・。と言うのです。
    この記事を読んで、私もなるほど・・・。納得しました。確かに別の記事では、将来は今ある職業でも、コンピュータ等でなくなっていまう職業もかなりあるという記事も読みました。
  　「将来こんな仕事に就きたいか？」ではなく「自分はどんな人間になりたいか？」
目標をもって２０１７年過ごしてみてください。
　　ちなみに、これから、先行き不透明な時代、変化の激しい時代を生き抜くために必要な力とは何か？それは、「コミュニケーション力」や「チームワーク力」だと言われています。どんな変化にも、どんな困難な問題にも、仲間と協力し合い、議論を重ね、立ち向かっていく力。その力こそが、これからの社会では重要になります。毎時間の中で、身に付けて欲しいです。
　３学期は１年間の締めくくりの学期です。一番最初に話ししましたが、わずか５０日ほどです。３年生は卒業まであと２ヶ月あまり、一人一人が目標の達成に向けて、自らの体と心を充実させてください。また、受験を前に、いろいろ不安もあるかも知れませんが、自分のことばかり考えないで、今ここで共に学校生活をしている友達を、さらに大切にできるよう、また、親を含め、先生方等にも感謝の気持ちを持って欲しいです。
   ２年生は、４月からはいよいよ最上級生です。責任も重くなります。この３学期は、その準備期間だと考えて行動して欲しいです。今の自分を振り返り、できないことをできるように、努力を積み重ねる３学期としてください。
   １年生は、間もなく新入生を迎えます。何でも教えられる、また、後輩に慕われる先輩になれるよう、力と思いやりの心を身につけて欲しいです。
   ３学期はあっという間です。一人一人がしっかりと目標を持って学校生活を送って前進の３学期としてください。
   この３学期が、また、２０１７年が皆さんにとってすばらしい１年になることを期待し、３学期の始業式の言葉とします。

　　音楽委員会では、校歌への取り組みを改善したいと考え、２月２０日（月）～２月２４日（金）の５日間を校歌練習強化週間として、朝の校歌を評価し、総合評価Ａのクラスを発表する取り組みをします。