糠沢小ニュース
子どもたちが夢中になって学ぶ授業を目指して
先日14日(月)、福島学院大学教授の宮前貢先生をお招きして、第7回授業研究会が行われました。今回は、6年国語科の「海のいのち」の授業公開でした。
父を破った瀬の主のクエをうたなかった主人公の太一の心情の変化を、太一の言動や情景描写、登場人物とのかかわりをつなぎながら、太一の心情を変化させたものを読み取っていく学習でした。
自分の考えを自由に発表できる学級の雰囲気、友達の発表に真剣に耳を傾ける姿、自分の考えと照らしながら友達の考えを聞く学びの深い子どもたちの姿など、学ぶべきことが多い見事な授業でした。
また、一人一人の考えや発言を大事にしながら授業を進め、みんなの考えを整理したり関連付けたりした板書も、思考の流れが可視化され、学習のねらいに迫る手立てとなった授業でした。
今回も、担任の熱意ときめ細かい準備や高い指導力が分かる授業であり、子どもたちの言葉をつないで授業をコーディネートする大切さを再確認できた授業となりました。
授業研究会後、宮前貢先生に「協同的な学びを大切にした授業について考える」という演題で講演をいただきました。協同的な学び=学び合いは、学習の本質であり、一人一人の学びを成立させより高いレベルへと導くためには、協同的な学びが不可欠であるというお話をいただきました。そして、どこでどんな学び合いをさせていくのかについて、毎時間の授業の中で友達とかかわり合って学んでいる子どもたちを支えながら、授業実践を積み重ねながら掴んでもらいたいというお話をいただきました。
「授業が変われば学級が変わる」という想いをもって、まずは教師自身が授業を楽しんでいきたいと、明日から授業へ向けて気持ちを新たにする研修会となりました。
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