本宮小ニュース

6年生算数科 角柱と円柱の体積を求めよう

 6年生の算数科は現在、「角柱と円柱の体積を求めよう」の学習に取り組んでいます。
 今日12月3日(金)の2校時、2組では、下の写真のような立体の体積を求める学習に取り組みました。

 子どもたちはこれまで、「下の面」が底面で、その形は長方形や正方形、三角形といった「角柱」であったり、正円の「円柱」であったりする立体の体積を求める学習をしてきました。
 でも、今日の課題として示された立体は、「下の面」と「上の面」の形(大きさ)が異なります。
 これまでのように、「下の面」を底面と考えていたのでは、公式を使えない状況・・・さあ、どうする? 

 最初は「求められるかなぁ」「分からないなぁ。」と不安げな表情を浮かべていた子どもたちでしたが、「向きを変えて、これまで学習した形を手がかりにすれば、体積が求められそうだ!」という見通しをもとに、さっそく、グループになって課題解決に取組みはじめました。

 グループで話し合うときには、見通しが持てた子が中心となって、横向きにした用紙を手に持ち、
「これ(横向き)を、こうする(縦向き)と、ここの部分が台形でしょ。」
と、向きを変えながら、側面(台形)を底面と見る見方をグループの友だちに説明します。

「あ、そっか。台形!」
「底面積は、台形の面積と考えて・・・」
「じゃあ、公式は・・・」
「だとしたら、高さはここ?」
といった具合に、グループ全員が体積を導き出し、求める方を説明できるようになりました。

 またその後、全体で解決方法を発表し合う場面では、「図形を2つくっつけて大きな四角柱として考える方法」を導き出したグループもあって、その考え方を全体で共有することもできました。

 授業の振り返りでは、「〇〇くんが説明してくれたおかげで、向きを変えて台形と見れば体積を求められることがわかった。」といった記述があり、友だちの考えを次に生かそうとしている子どもがたくさんいました。

 いい学び方です。

 日々の授業の中、このような学習経験を繰り返すことで、子どもたちは、友だちと学ぶことのよさを感じ、協力しながら問題を解決していく資質や能力を鍛えています。