本宮小ニュース

5年生算数科 四角形の内角の和を求めるには・・・?

 本宮小では今年度、「かかわり合う学びの中で、自分の考えを深めたり広げたりする授業づくり」をテーマに、教職員の授業研修をすすめています。

 今日9月27日(月)の5校時は、県北教育事務所と本宮市教育委員会の指導主事の先生をお招きして、5年生の算数科「三角形と四角形の角」の授業研究会(高学年ブロック)を実施しました。

 この時間の学習のねらいは、すでに正しいことが明らかになっている事柄である「三角形の内角の和は180°であること」を基にして、別の新しい事柄である「四角形の内角の和が360°になること」を考えることです。
 このような演繹的な考え方は、「数学的な見方・考え方」のひとつです。5年生ともなると、随分と高度なことを求められるようになるものです。単に知識として「四角形の内角の和は360°」を暗記するだけでなく、「どうしてそうなるのか」を考えて、説明することがポイントとなってきます。

 授業では、対角線を引いて三角形に分割し、三角形の内角の和のきまりを用いて四角形の内角の和を求め、その理由もしっかりと説明できる子たちがたくさんいました。
 また、途中までは考えられた子の意見を取り上げたときには、「このあと、誰か続けて説明できる?」「○○が分からないって言っている。○○の部分、誰か説明して。」など、その子の困り感に寄り添い、考えを広げたり、つなげたりできる子どもたちがたくさんいて、「互いに教えあい、高めあいながら学習を進めることができているなあ。」と感心させられました。

 今後も引き続き、友だちと対話的に学びながら、思考力・判断力・表現力を育む授業づくりに取り組んでいきます。