【岩根小】係活動スタート(3年)
6月28日 係活動は決まったものの、誰がどの係活動に入るかで立ち往生してしまった3年生。
「生き物係」は希望者がいなくて存続の危機。なくすことも検討されましたが、3人の子が他の係から移動しました。「移動してくれてありがとう」で終わるのは大人の発想。先生は、
「移動してくれたのはうれしいけれど、本当に納得して活動できる?」
と確認しました。すると、
「大丈夫です。『生き物係』もやりたかったので。」
との答え。先生は、学級みんなに問います。
「3人の友達は、いつも『ゆずり屋さん』になるの?」
すると、子どもから、
「いや、今度、係活動を決める時は、その人達に先に選んでもらえばいい。」
「今度は他の人が譲ったほうがいい。」
との意見が生まれました。
学級会の話合い活動に明確な正答はありません。大切なことは、たとえ100%の満足ではなくても、そこに学級みんなの納得があるか、みんなが納得できるように対話が行われたかということ。「なすことによって学ぶ」子どもたちでした。
めでたく決まった係活動。時にはトラブルもあるでしょう。でも、それを乗り越えていくのも子どもたち。自らの手で学校生活を豊かにしていく力を育てていきます。