岩根小ニュース

【岩根小】人と人、心と心をつなぐ ~学級会研究授業~(3年)

5月15日 道徳科の研究授業と時を同じくして、学級会の研究授業も行いました。この学級会も、学校経営グランドデザインにおいて「みんなで学校生活を豊かにする学級会、児童会活動の充実」として示したものです。

 学級会は、学校生活を豊かにするため、自分たちで話し合い、自分たちで決定し、自分たちで実践していくものです。顔を見ながら話し合い(集団討議)、みんなで納得のいく決定(合意形成)を行います。時には先生のサポートを受けながら、司会も子どもが行います。

 今日の議題は「3年1組なかよしの会をしよう」です。学級替えは、子どもたちにとって大きな変化です。3年生にとっては、学級替えそのものが小学校生活で初めての体験。ですから、提案理由には「もっとなかよくなりたい」という思いが込められていました。

 今日の話合いでは「どんな遊びをやるか」ではなく、「みんながなかよくなるドッジボールやどろけいをするには、どうすればよいか」という、よりグレードの高い内容で話し合っていました。このチャレンジ精神が「研究授業」を支えます。

「ボールを2つにしたらいいと思います。」

「当たってもけんかしないが、いいと思います。」

「『2回アウトで外野』がいいと思います。」

 3年生ですから、自分の思いを完全に言語化できないのは当たり前。でも、なんとか思いを伝え、理由も考え、みんなで「3年1組なかよしの会」の話合いを進めていきました。

 この学級会で大切なことは「積み重ね」です。学級会は「なすことによって学ぶ」ことを特質としています。そして、体験を重ねることで、相手の思いを汲み取り、お互いの意見を納得ある形でまとめる「折り合い」を付けることを学びます。

 道徳科同様、この学級会についても、全学級で丁寧に取り組んでいきます。