岩根小ニュース

【岩根小】学んだことを使って ~係活動~(2年)

1月12日 「失礼します。新聞係の〇〇です。取材に来ました。」

 学級の係活動「新聞係」の2年生です。昨日、取材依頼のアポイントメントを取り、約束の時間に尋ねてきました。

 「係活動」は、自分達でよりよい学級の生活をつくるために「学級会」で話し合って決めます。「お誕生日係」「イベント係」「スポーツ係」「読み聞かせ係」「工作係」「パズル係」「まんが係」「イラスト係」…etc.学年の発達段階や学級の実態によって様々な係活動があります。

 大切なことは「学級みんなに喜んでもらいたい」という気持ちをもって、そのために「自分達で進んでやってみよう」と行動することです。

「好きな食べ物はなんですか。」

 改めて聞かれると咄嗟に出てこないもの。「そう言えば、先生って、質問することは多いけれど、質問されることって少ないのかもなあ…」と地味な気付きを得、質問される側のドキドキ感を味わいました。

「やっぱり、カレーライスかなあ。」

 すると、

「カレーのどんなところが好きですか。」

との追い質問。ムム、深掘りのできる優秀な記者さんです。

 質問者が次々に替わっていきました。全員が役割をもっているところもすばらしい。みんなで取り組む意識が根底にあることを感じます。

 メモも早い!

 

 そして、予鈴のチャイムが鳴ると、

「ありがとうございました。」

とあいさつをして、すばやく教室に戻っていきました。

 わずか数分の取材でしたが、「アポイントメントの取り方、積極性、責任感、役割意識、質問の仕方、くわしく聞き出す尋ね方、メモの取り方、助け合い、あいさつ、礼儀…etc.」ここには、たくさんの学びが詰まっていました。

 実は、係活動は「学びを実践的に活用する場」でもあるのです。学んだことは使ってこそ身に付くものです。このアウトプット型の学力は、今、大きく求められているものでもあります。

 2年生の確かな成長を感じつつ、どんなすてきな新聞ができあがるか楽しみになりました。