【岩根小】子どもに学ぶ
8月24日 放課後、図書室の床を拭いている3年生を見かけました。特設合唱部の3年生が、特設部が始まるまでの時間を使って掃除をしていたのです。
こんな時、つい、どうしてお掃除をしているのかが、その心のうちが知りたくなります。知りたくなったら聞くのみ。
「うーん。なんか、お掃除すると気持ちいいというか、使っているみんなも気持ちよくなるので。」
思わず、問い返したくなるのが教師のさが。
「でもさ、『大変だなあ、やりたくないなあ』って時もあるんじゃないの。」
すると、
「いや、そんなことないですよ。みんなが幸せになるからいいなあと思って。」
いつも、子どもに驚かされることばかりです。「子どもだからこれぐらいだろう」という大人の読みを、時に子どもは遙かに上回っていきます。
「その気持ちがうれしいなぁ。ありがとう。」
思わず握手を求めました。きれいにしたことを褒める以上に、きれいにしようという思いをもって行動したことそのものを認めてきたいといつも思っています。
時間になると、2人は何事もなかったかのように教室に戻っていきました。
子どもに多くを学んでいます。