【岩根小】思い出たくさん、おわカレー(6年)
3月9日 家庭科室からスパイシーな香りが漂ってきました。卒業を間近に控えた6年生が、小学校生活の思い出づくり。みんなでカレーやクレープをつくりました。
コロナ禍の3年間、様々な活動が制限され、楽しい会食の時間もなかなか取れなかった6年生。5年生の時には、楽しみにしていた宿泊学習も日帰りでの実施になってしまいました。聞けば、本当は野外炊飯を行う予定だったとのこと…というわけで、あの日できなかったカレーライスづくりになったようです。
「いただきます」と先生のご発声。先生も気合い十分です。
止まっていた時間が動き出すかのように、会食がスタートしました。
「うちらの班のカレー、完璧っす。」
と豪語する子もいれば、
「水っぽくなっちゃいました。」
と笑顔で教えてくれる子もいました。
大丈夫。だいたい野外炊飯でつくるカレーは、スープ的になると相場が決まっています。野外炊飯をリアルに再現したと思えば、それもまたよい思い出(^_^)。
うれしかったのは、校長先生や教頭先生、いつも理科の授業を教えくださっている教務の先生にもカレーライスを届けてくれたこと。
6年生「カレーをつくりました。食べてください。」
教頭先生「おう、ありがとう。おいしそうだねえ。」
近くにいた先生「タマネギ、炒めた?」
6年生「はい。ばっちり。」
近くにいた先生「それはいい。」
教頭先生「どんな具が入ってるの?」
6年生「ええっと、ソーセージ、にんじん、ジャガイモ…」
一皿のカレーライスを通した何気ない会話も、心と心をつなぐスパイスになります。
「6年生のみなさん、とってもおいしかったです。ありがとう。」
教頭先生が、わざわざお礼を伝えに来てくれました。
学校は知識を身に付けるところでもありますが、人と人がつながり、信頼や絆をつくっていく場所でもあります。
「岩根小でよかった」そんな思いをたくさんもって、巣立っていくことを心から願っています。