白沢中ニュース

できることを考える

 本日から、5日間、インターンシップの学生2人が中学校に出勤しています。現在大学1年生で、本校の卒業生です。主に1年生の教室に出入りし、授業や学校運営の勉強をします。初日から、生徒と会話をして、寄り添って活動してくれました。実りのある5日間を過ごして、大学に戻ってほしいですね。

 放課後は、県北駅伝大会の壮行会を実施しました。予定では体育館で行う予定でしたが、午前中になんとスズメバチが体育館の天井にたくさんいることを発見。体育館が立ち入り禁止となりました。(夕方には、ハチ専門業者に来校してもらい、すべて駆除していただきました。)そのため急遽放送による壮行会に変更です。ただ、放送だけでは、応援にならないと担当が判断し、応援団は渡り廊下からエールを、駅伝選手は雨に濡れない職員室前に整列しました。応援生徒は、廊下から応援という形をとりました。スズメバチ、雨という最悪の状況の中、知恵を絞って壮行会をやってくれたことに感謝です。もしも放送だけだったら、記憶に残らないかもしれません。何事も、「できない」理由は探せばたくさんありますし、やらないほうが楽です。ただ今回、駅伝部が今まで一生懸命練習してきたことや、応援団が準備してきたことを考慮して、「できること」を考え、知恵を絞って実践した応援団の生徒、担当教師はすばらしいと感じました。

 コロナウイルスの流行で学校では制限が多くなり、何をするにもできない理由を並べられて、諦めることが多くありました。この数年で子供たちが失ったものは無数にあります。そんな中「できることは何か」を考える習慣がついた人も多く出てきたのも確かです。経験が人を成長させます。今後も学校は、やれることはやりきっていきたいです。明日は、駅伝部が県大会出場報告をしてくれるのを楽しみにしたいと思います。