白沢中ニュース

日々成長できるように

 本日は、朝会(全校集会)を行いました。内容は、中体連大会の表彰披露と環境委員会によるKKKコンテストの結果発表を行いました。

 本校では、表彰披露をステージ上で行い、必ず一言、大会に出場しての反省や今後の取り組み方について発表する機会を設けています。全校生の前で考えを述べるというのは、経験してみないとわかりません。誰かに考えを伝えるといった表現力の育成にもつなげている活動です。毎回、一人ひとりしっかりと言葉を選んで発表できています。

 KKKコンテストでは、1年1組が「すばらしい環境で賞」を受賞しました。1年1組は、教室の隅々まで清掃が行き届いており、季節に合う掲示物がされており、ロッカーや清掃用具入れもきちんと整理整頓されていました。コンテストに対する向き合い方が違いました。やるならベストを尽くす、とても良いことです。

 子供は、環境に適応するのが早いといわれています。整理されたきれいな環境にも、雑然とした環境にもすぐに慣れます。環境が人を変えることが多々ありますので、みんなで過ごしやすい環境を整えていってほしいです。最後に講評として、環境委員長の渡邊理人さんが全学級の良かった点、改善点を発表しました。なかなか鋭い視点で審査してくれました。すばらしい委員会の取り組みだと思います。

 

 3学年では、性教育講話を行いました。県生活環境部生活環境総務室男女共生課の夏目利江子様を講師にお招きし、「多様な性について」という演題で話していただきました。講話いただいた内容すべてにおいて、自分自身の考え方や振る舞い方、行動について考えさせられる内容でした。LGBTへの考え方についても、社会全体が、まだまだ知識や理解が足りないのが現状です。講話の中で、「世の中には、いろいろな人がいる、それが世界である。知識をつけて知恵を共感してほしい。」「信頼が人間社会の宝物である。」「安心、安全、自由がないと学校生活は楽しくない、あなたは自分の気持ちを大切にしていい。」など大切な言葉をたくさん教えていただきました。紹介しきれないぐらい内容が濃く、「性教育」=「生きるための心の教育」なのだと奥深さを感じることができました。

 生徒達の普段の学校生活の様子を見ていると、多様なことについて多角的な視点でとらえることができているなと感じます。どちらかというと、我々大人のほうが、今までの経験から物事を判断してしまい、少数の考えをないものにし、無意識のうちに一方的な考えを押しつけてしまっていることがあります。つまり、子供と共に、我々大人も言動を見直し、日々考え方やとらえ方をアップデートしていかなくてはならないと感じています。