表彰紹介
2025年12月4日 10時20分本宮一中生の表彰を紹介します。
・令和7年度「家庭の日」作品 作文部門 優秀賞
本宮一中生の表彰を紹介します。
・令和7年度「家庭の日」作品 作文部門 優秀賞
11月28日(金)に3学年で体育祭が開催されました。
3学年の種目は、バレーボール、大縄跳び、スポ鬼でした。
さすがは3年生、競技内容やルールの決定、運営まで自分たちで行いました。中学校生活最後の体育祭となる3年生は、どの学級も気合い十分で本番を迎え、競技にも応援にも白熱した姿が多く見られました。今回の体育祭で深めた学級の絆を今後の学校生活に生かしてほしいと思います。
結果、総合第1位は3年1組でした。
花いっぱい運動によりいただいた花の苗を、環境委員会の活動で植えました。
夕方の寒いなか、生徒の皆さんは花壇の草むしりやプランターの土づくり、花の苗植えに一生懸命活動してくれました。おかげさまで、正面玄関前花壇や昇降口付近がとても華やかになりました。これから寒さが厳しくなってきますが、生活の中に花があると心があたたかくなります。活動してくれた環境委員会の生徒のみなさん、ありがとうございました。
11月27日(木)に2学年で体育祭が開催されました。
2学年の種目は、綱引き、学級対抗リレー、2人3脚、借りもの競争でした。スタートから気合いが入った2年生、応援にも熱が入り、各学級一丸となって総合1位を目指す姿が見られました。今回の体育祭で深めた学級の絆を今後の学校生活に生かしてほしいと思います。
結果、総合第1位は2年1組でした。
11月25日(火)に1学年で体育祭が開催されました。
1学年の種目は、大縄跳び、ピンポン玉運びリレー、三人四脚リレー、借り人競争、震源地探しでした。どの種目にも、1年生らしく元気よく楽しそうに参加している姿が多く見られました。今回の体育祭で深めた学級の絆を今後の学校生活に生かしてほしいと思います。
結果、総合第1位は1年2組でした。
平成28年度中学生・高校生の国際理解・国際交流論文朝河貫一賞の表彰式が,1月5日(木)に福島テルサで行われました。菅野真衣さんが優秀賞を受賞しました。受賞作品「貧しさと戦い続けて」は次の通りです。(学校だより「研学の道」34号にも掲載/平成29年2月3日発行)
子供達が学校にも行かずに一日中重いレンガを運び続ける。偶然点けたテレビの画面に映し出されたその光景に私の目は釘付けになった。一体,彼らは何のためにレンガを延々と運び続けなくてはならないのだろう,と私は思った。彼らがレンガを運ぶ理由,それは「生きる」ためだ。「生きる」ためならば日本に住む子供たちも同じようにレンガを運ぶのだろうか。
世界には過酷な労働を強いられている子供達がいる,という事は知っていたが,そのような生活をしているのはごく一部の人々なのだろう,と私は勝手に思い込んでいた。世界各国が著しい発展を遂げていく中,人々の生活も豊かになりつつあると考えていた。しかし,豊かになる人々が増える一方で,バングラデシュのような後発開発途上国では毎日の労働を強いられる子供の数は減ってはいない。現に十四歳以下で仕事をしている子供達は三百五十五万人もいるという。
私は,この国で毎日働き続ける子供達に注目したテレビ番組を見た。レンガを頭に乗せ一日中運び続ける少女,劣悪な環境下で鉄パイプを作り続ける兄弟など多くの子供達が農村部で働いていた。到底,日本では考えられないような光景だと私は思った。彼らの多くは貧困に苦しみ,家族を養うために働かざるを得ない状況にある。一方で,財力のある人々は苦労もせずに仕事をしているように思えた。
調べてみると,バングラデシュの最低賃金は月に六十六ドル(約六千六百円)だが,子供達にはこの金額の半分しか支払われないという。つまり雇う側からすれば,無知な子供達はお金の為に服従しやすくて賃金も安く済む都合の良い労働者としか思われていないのだ。実際画面の中のレンガ運びをしていた少女は,一日のうち十二時間かけてレンガを千個運んでも日本円で約五百八十八円しか賃金が支払われない。
経営者の子供はレンガ運びや鉄パイプ作りはしない。私達のように学校に通い,休日には友達と自由に遊ぶ。人手が足りない時などは見張り番などの簡単な仕事を任される程度だ。この状況でごく一部の人の生活が豊かになったとしても,まだ多くの人々が貧しいことに変わりはない。児童労働,感染症,ヒ素問題など,山積みの難題を解決しないと生活水準の差を広げてしまい,貧困の差を生み出し続けてしまうだけなのだ,と改めて痛感させられた。
だが私自身,子供達が働くことの意味を軽く見ていたのではないかと思う。番組の冒頭を眺めていた時に私は「十一歳なのに大変そうだな。」という安易な気持ちで観ていて,一日中首を痛めながらレンガを運ぶ少女の気持ちを自分に置き換えて考えてもみなかったのだ。番組の中盤,鉄工所で働く兄弟が煤で汚れた悲しげな笑顔をこちらに向けた時,私は無知な自分に対する恥ずかしさと心苦しさを感じた。私のように,子供達の立場になって考えようとしない身勝手さから,貧困を生むのではないのだろうか。自分も貧困を生み出す考えを持っていたことにその時初めて気が付いた。
私達には自分に関係のない事実から目を逸らしたり,安易に考えようとしたりする「心の貧しさ」がある。私達の持つ「心の貧しさ」が世界に貧困を生み出してしまう原因の一つなのだと思う。私達は苦しむ人々の気持ちになって考え,寄り添っていかなくてはならない。私達の「心の貧しさ」を無くすことで世界中に支援の輪を広げ,より多くの手助けが出来るだろう。
五年前の東日本大震災により,東北地方を中心に多くの被害があった。今までにないような災害による混乱で必要な物資も行き届かず,大変な状況が何日も続いた。そんな時に被災地に対して国内外からたくさんの支援があり,とても勇気づけられたのを今でも鮮明に覚えている。外国の人々は自分に関係の無い事でも日本を心配し,応援してくれた。多くの人々が関心を持ち,どうしたらあの状況を打開できるか一生懸命に考えていることを知り,私は胸が熱くなった。
一方で,原発事故が発生した福島県に対して心無い誹謗中傷を浴びせる人や福島県民を避けようとする人も未だに多くいる。「福島県は汚染されている。」と言って,人を避けるばかりでなく福島県産の物には触れないようになった。福島県民の苦しみや悲しみを自分に置き換えて考えてくれてはいなかった。彼らは自分に関係の無い事からは目を逸らし,安易に考える「心の貧しさ」を持つ人達なのだと思う。五年経った今でもそのような人達が少なからずいることに,私は悲しい気持ちになった。
「貧困は子供達から夢を見ることを奪ってしまいます。」
バングラデシュの子供達を追ったテレビ番組の中で強く心に残った言葉だ。労働を強いられている子供達は学校に行くことができないため,将来の目標や夢の選択肢が狭まってしまっている。福島県に住む人々にも同じことが言えるだろう。私は,これから福島県に生まれてくる子供達は夢と好奇心に満ち溢れ,充実した自由な日々を過ごしてほしいと願っている。だからこそ,私たち一人一人が自分自身の「心の貧しさ」と向き合う勇気を持たなくてはならないのだ。
夢は叶えるためにある,そう私は思う。世界中の子供達が笑顔で学校に行けるようにすること,それが今の私の夢だ。世界中の人々が「心の貧しさ」を捨て,手を取り合えたなら,きっと実現することは不可能ではない。同時に私は,貧困に苦しむ人々を理解し,寄り添える存在でありたいとも思う。レンガを運ぶ子供達が一人もいなくなるその時まで。
音楽委員会では、校歌への取り組みを改善したいと考え、2月20日(月)~2月24日(金)の5日間を校歌練習強化週間として、朝の校歌を評価し、総合評価Aのクラスを発表する取り組みをします。