本宮一中ニュース(H29年度~)

「魂」を込めて

2学年通信「スクラム」(平成29年6月2日発行)から
 今週から6月になりました。衣替えと共に街が一段と明るくなったように思えます。日替わりで行ってきた部活動ごとの朝のあいさつ運動も、フレッシュな風となって全校生に良い影響を与えています。一日のスタートの大切さを痛感しています。衣替えに伴って名札がついていない生徒が若干います。週末に整えていただけるようにお願いします。
  さて、来週の6日(火)・7日(水)は安達支部中体連総合大会です。県北大会への出場権を手にすることができなければ、3年生は「引退」の日を迎えることになります。各部で最後の仕上げに余念がないところだと思います。昨日は中体連の選手壮行会が行われました。各部の決意表明がなされました。ほとんどの部が堂々とした態度で発表できたと思います。その姿に涙を浮かべる先生方もいました。今まで生徒が頑張ってきたことはもちろんですが、その生徒の頑張りを支えて下さったご家族や、指導していただいた先生方に支えられて今の生徒の姿があります。
 選手を代表してバレーボール部主将の遠藤みづきさんが次のようにお礼の言葉を述べました。
  新チームになり、自分たちがチームの中心になって少しでも成長できるように、一つでも多く勝つために毎日努力してきました。その成長した姿を見ていただく中体連が、あと少しで始まります。
 大会では緊張してしまいますが、今まで支えて下さった顧問の先生や保護者の皆様、そして一緒に頑張ってきた仲間たちに感謝して、全力を尽くしてきますので、応援よろしくお願いします。
 バレーボール部は1年生が入学するまで7名で活動していました。6名が出場すると、ベンチに残るのは1名だけです。けがができない状況、交替も頻繁にできない状況、応援も少ない状況等で戦い、新人戦の県大会に出場することができました。そこに至るまでの苦労は並大抵の物ではなかったと思います。その思いがあるからこそ、上のような言葉になったのでしょう。
 これはバレーボール部に限ったことではなく、それぞれの部にそれぞれのドラマがあると思います。今まで積み重ねてきたことを心に刻み、「魂」を込めて一つ一つのプレーや行動をしてほしいと思います。プレーに伴う「魂」によって相手に与える力が変わり、結果も変わることがよくあります。そして有終の美を飾り、一日でも長くプレーしてほしいと思います。