本宮一中ニュース(H29年度~)

人として大切にしたい「心」~東関部屋 「十の心」から~

 第2学年通信「スクラム」(平成29年6月9日発行)から
 高見山という関取がいたことを御存知の方も多いと思います。1964年にハワイから来日し、史上初の外国出身幕内力士として活躍しました。今は外国人に上位を占められている相撲界ですが、言葉の問題や食習慣の違い、慣れないしきたりを身につけるなど、開拓者としての苦労が数知れずありました。しかし、そのようなことを表に出さず、明るい性格と独特なハスキー・ボイスでCMにもたくさん出ていました。引退後、東関部屋の親方としてたくさんの弟子を育てました。定年を迎えるまでの40数年間、多くの苦労を乗り越えて大相撲の発展に尽くした東関親方が語る教訓だからこそ私達の心を打ちます。 
 数年前、相撲界はたくさんの問題が露呈され、存亡の危機に立たされていました。しかし、東関部屋からは一人も逮捕者や引退者が出ませんでした。それは親方の心が弟子に浸透し、相撲道に精進していることの現れだと思います。家庭教育、そして学校教育を考える上で大きなヒントを与えてくれていると思います。御家庭でもぜひ話題にしていただきたいと思います。 
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      東関部屋「十の心」
    一  おはようという 親愛の心
    二  はいという 素直な心
    三  すみませんという 反省の心
    四  どうぞという 献上の心
    五  私がしますという 奉仕の心
    六  ありがとうという 感謝の心
    七  あかげさまでという 謙虚な心
    八  お疲れさんという 労りの心
    九  なにくそという 忍耐の心
    十  嘘をつくなという 正直な心
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