さあ 、期末テストです~ 頑張っている姿にねぎらいや賞賛を~
第2学年通信「スクラム」(平成29年6月16日発行)から
再来週の26日・27日は期末テストです。中間テストの前にもお伝えしましたが、テストのねらいは二つあります。まず、「テスト範囲の学習を徹底的に行うこと」です。そして、テスト終了後に「理解できているところとそうでないところを把握し、理解できていないところを徹底的に復習すること」です。この二つを三年間継続して達成できれば、進路希望の実現も難しいことではありません。前回の中間テストで、お子さんはこの二つの点を達成できたでしょうか。ともすれば、点数や順位という「数字」にばかり目がいきがちですが、取り組む姿を大切にし、できているときにはぜひ、ねぎらいの言葉や賞賛の言葉をかけていただきたいと思います。 「青春時代にどのくらいほめられたかで、その人の人生が決まるような気がする。」
これは、映画監督の山田洋次さんの言葉です。確かに私のような年齢になっても、ほめられるとうれしくなります。ほめられた生徒が自信を持ち、伸びる姿をたくさん見てきました。辛口で有名な野球評論家の野村克也さんも「八つほめて二つ叱るのが理想的」と言います。ほめられなければ動かないというのは論外ですが、成果が出たときはもちろん、成果が出なくてもその姿勢が良かったときは、ぜひほめていただいたり、ねぎらいの言葉をかけていただきたいと思います。そして、それが生徒の次へのステップになると信じています。
県中地区の私立高校4校を受験する際、他の地区にはない「併願推薦」という受験の制度があります。各高校の推薦基準の評定値や出席日数等を満たしていれば、筆記試験を免除され、面接と調査書のみで受験できるという制度です。併願ですから、複数の高校に合格できた場合は他の高校に進学することができます。秋の時点で第一志望の高校への進学が厳しい状態でも、私立高校に併願で合格できていることによる安心感から、3月の試験で初志貫徹できたという生徒も数多くいました。そのような制度があるということも今からご理解いただきたいと思います。
テストを受けるということを受動的にとらえるのではなく、「学習の成果を解答用紙に発揮する場であるというように能動的にとらえさせたい」と思います。また、それが進路希望の実現にもつながるという意識も持たせたいと思います。残り10日間を充実させて、自分の力を出し切ったという満足感を得てほしいと思います。