本宮一中ニュース(H29年度~)

充実の秋に~常日頃の自分自身に自信をもてるように~

第2学年通信「スkラム」より(平成29年9月1日発行) 
 
 35日間の夏休みが終わりました。「人生の大きな分岐点」になると伝えて迎えた夏休みですが、お子さんは充実させることができたでしょうか。部活動等に真剣に取り組む姿などを、ほほえましく見ていました。休み明けに登校する表情にも、自信や成長が伝わって、たくましさを感じる生徒が増えました。このような生徒がこれからますます増えることを楽しみにしています。                                          
 夏休みの部活動が始まる前に、ソフトボール部の生徒が昇降口等を、吹奏楽部の生徒が校舎内を清掃していました。これは休日の部活動でも同様なのですが、すばらしいことだと常に感心しています。周囲の人から認められるためにしていることではなく、自分たちの行動に誇りをもっての活動だと思います。常日頃の自分自身に自信をもてる人。そのような人は大舞台に立っても、普段通りの力を発揮できる人です。そのような人になりたいと思います。練習試合や大会で本校を訪れた他校の生徒が、ほうきを持って清掃している姿を見ます。お世話になったという感謝の心からの行動なのでしょう。そのような姿を見て深く敬意を表すると共に、自分自身の至らなさを痛感します。自分自身を欺いたり、陰ひなたがあるうちは到達できません。 

 中学校の部活動の仲間たちが年2回、定期的に集まっています。1回は正月。そして、もう1回は秋です。秋の集まりは一泊二日のゴルフです。土曜日の夜に集合し、グラスを傾けます。そして近況等を話し合ったりして、長い夜になります。翌日はゴルフの腕を競います。だいたい毎年10名前後、集まります。職業も全員違います。地元はもちろん、首都圏で生活している仲間がいます。中には岡山から駆けつける仲間もいます。そのため間を取って栃木に集まります。この集まりは今年で27年目になりました。

 こんなに長く集まりが続いている秘訣。それは互いを大切にし、尊重していることだと思います。悪口を言ったり、攻撃したりする人が誰もいません。まさにリスペクトしているのです。それと中学時代の活動が充実していたことも不可欠です。目標に向かって一生懸命に取り組んだ仲間だからこそ、強い絆が卒業して40年以上経っても変わらずに継続しています。今年もたくさんの笑顔と共に幕を閉じ、来年の再会を誓い合いました。

 学ぶ力はもちろん大切ですが、生き方を学ぶ力も必要です。自分自身に誇りをもてる毎日を過ごし、仲間との絆を強くすること。そのような中学校生活になるように力を尽くしたいと思います。