岩根小ニュース

【岩根小】今日の給食 ~マチュピチュに思いを馳せて~

10月26日 今日の給食のメニューは「大玉村記念日献立」。アロス・コン・ポヨ、エンパナーダ、キヌアサラダ、ロクロ、りんごゼリーでした。舌を噛みそうな名前ばかりですがペルーを中心とした南米料理です。

 アロス・コン・ポヨはペルー風の炊き込みご飯。本場ではパクチーをふんだんに使うそうですが、今日は子ども向けにアレンジされ、とてもおいしかったです。

 エンパナーダは具をパンで包んだスペイン発祥の料理。現在は中南米の家庭料理として親しまれているとのこと。給食センターはエンパナーダも作ってしまうことにも驚きながら、おいしくいただきました。

 キヌアサラダのキヌアは、数千年も前から南米アンデス高地に住む人々に主食として食べ継がれてきた穀物です。インカ文明を支えた重要な穀物と言われていて、現在ではペルー南部とボリビア西部を中心に栽培されており、重要な食料となっているとのこと。ところどころに小さな粒が入っていました。ちなみに、キヌアは健康食品としても注目を集めているようです。

 ロクロは、カボチャやいろいろな野菜、お肉が入ったシチューです。もともとはアルゼンチンの北西部、サルタ地方の郷土料理らしいです。ほのかに香るカボチャが食欲をそそりました。

 今から100年以上昔、大玉村出身の農地与吉さんは「海外で成功して日本に戻って来る」と言い残し、横浜港から「紀洋丸」に乗って出港、契約移民としてペルーに旅立ちます。その後、現地での苦労を積み重ねながらマチュピチュ村に移り住み、住民の人望を集め、マチュピチュ村の初代村長となりました。南米料理を味わいながら、先人に思いを馳せました。